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掲載日
2012/09/26
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ヒートテック1億3千万枚を売る ユニクロと東レが2012年の拡大計画発表
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2012/09/26
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ユニクロと東レが9月26日、共同開発商品のヒートテックとウルトライトダウンについて、2012年の新商品と販売計画を発表した。売上目標はヒートテックが1億3千万枚、ウルトライトダウンが1千300万枚と過去最高。販売開始から10年を迎えるヒートテックには新たにベビー向けのアイテムが加わり、色柄数は2011年の約2.5倍に増やして約830色柄を展開する。

2003年に販売を開始したヒートテックは、累計販売枚数が2億9900万枚、2011年は過去最高となる約1億枚を売り上げたユニクロのヒット商品。2012年は更に機能を向上させてアイテム数や色柄を大幅に増やすほか、客からのニーズが多かったというベビー商品の展開を開始。ウィメンズにはルームウェアやショーツ、メンズにはTシャツやステテコが加わる。海外では2008年にグローバル展開を開始して以来、東南アジアなど熱帯地域を含めて13の国と地域で販売を拡大。10月には世界5大都市で大規模なサンプリングの実施を予定しており、2012年は海外の販売枚数の比率を全体の売上枚数の10%から15%に引き上げる。
ヒートテックに次ぐグローバル戦略商品と位置付けているウルトライトダウンは、2009年の発売から1100万枚を販売。2012年はこれまでの2倍以上となる107色柄で展開を拡大する。また、クリエイティブディレクターの佐藤可士和(Samurai)が手がけた新しいロゴを使用。海外の販売シェアとして全体の34%を目指し、グローバル戦略を強化する。
「今の時代、ものが売れることが大事」と話すユニクロ代表取締役会長兼社長 柳井正は、26日に開催された東レとの共同記者会見で、「東レの研究開発や技術力と、商人としてのユニクロのマーチャンダイジングやマーケティングが融合することによって、素晴らしい製品が生まれてきた」と、両社の強みを生かした商品開発について説明。ヒートテックとウルトライトダウンについて「今から成長する商品」と位置付けた。また、ユニクロと東レの今後について「年間1千億円の取り引きが数千億円に発展していくだろう。世界最高のバーチャルカンパニーを目指したい」と語った。
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