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Reuters
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掲載日
2016/10/18
2016/10/18
バーバリー、ポンド安の影響で増収
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2016/10/18
2016/10/18
バーバリー(Burberry)が発表した第2四半期決算は、小売事業の売上高が予想を上回る結果となった。ポンド安の影響によりロンドンの店舗における観光客の消費が加速したことが要因で、英国国内の売上は30%と大きく伸びている。
欧州地域は好調に推移しており、「英国では素晴らしい業績」を記録。既存店売上高は2%増と4四半期ぶりに前期比プラスとなった。

アナリストの考えでは、同社はコストの約40%を英国に費やしており、トレンチコートの生産も同国内で行われている。その一方で英国での売上が占める割合は10%に過ぎず、その半分以上が観光客によるものだ。
バーバリーは7月、ポンド安が続けば通期の調整後利益が約9000万ポンド(約115億円)にまで達するという予想を発表していた。
16年4月-9月期の売上高は4%減の11億6000万ポンド(約1481億9200万円)で、卸およびライセンス事業の収益が落ち込んだことに打撃を受けた。
今夏はリリー・ジェームズ(Lily James)をミューズに迎え、店舗の利益性も改善されつつある。
クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)は来年からCEO職を元セリーヌ(Cèline)のマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)に譲り、チーフクリエイティブオフィサー(CCO)兼プレジデントに就任することになる。小売業全体に「厳しい」状況が続く中、業務改善計画に則って成果を出してきたとベイリー。
(2016年10月18日現在、1英ポンド=128円で換算)
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