2019/11/20
三越伊勢丹/「伊勢丹新宿店」化粧品フロア40年ぶりに大刷新
2019/11/20
三越伊勢丹は11月20日、「伊勢丹新宿店」の化粧品フロア1階を40年ぶりに大刷新した。

「伊勢丹新宿店」は、「毎日が、あたらしい。ファッションの伊勢丹」を進化させ、新しい価値の創出と差別化を図るリモデルを推進。今年3月「メンズ館」を刷新、本館は2020年3月下旬まで段階的にリニューアルしている。
ここ数年、化粧品の売上が拡大する中、本館化粧品フロアの大改装は1979年以来40年ぶりとなる。化粧品の展開を、今まで1階だけだった売場を1階、2階の2フロア体制、面積を約1.5倍拡大。商品の充実だけでなく、買いやすい環境の整備、メイクアップアーティストによる接客の強化、デジタル技術を使ったサービスなどを取り入れた。
小宮仁奈子執行役員・化粧品MD統括部長は、「今の顧客ニーズに対応するには、ゆっくりカウンセリングを受けて化粧品を買いたい時とスピーディに買物をしたい時と、接客の濃淡をつける必要がある。2階のスキンケアコーナーでは、今までより広々としたスペースで自分の肌と向き合いながらゆっくり買い物でき、またクイックカウンターを設け、素早く購入できるような対応もする」。
「1階は、最旬・最新の商品と情報を提供。化粧品催事で感じたアイテム特化型の提案によるファンの盛り上がり、高揚感、文化を生かし、メイクアップブランドのカウンターがバックステージ、通路がランウェイのイメージで、お客に実店舗での買物を楽しんでもらいたい」としている。
1階は「セルフプロデュース」をテーマに、メイクアップブランド、10月23日リニューアルしたフレグランス売場からなり、2階は9月25日に刷新しスキンケアブランドを集めた。
1階約30ブランド、2階約30ブランド、フレグランスコーナー約40ブランドをそろえ、買い回りしやすい国内最大級のビューティフロアを形成している。
小宮執行役員は、「現在の三越伊勢丹の化粧品戦略は、ブランド横断で購入したいニーズに応えた、セミセルフ型のイセタンミラーが17店に拡大。今年2月開始した化粧品専門ECのミーコでは、バラエティコスメを扱うミーコ バラエティを11月15日開始、当社のお客でもデパートコスメを7割使用しても、3割はバラエティを利用するという実情に合わせたサイトに拡充した。今後も人生100年時代を健康に美しく過ごしたい人々のに寄り添う、新しい提案をしていく」と話している。

1階のメイクアップゾーンは、ブランドごとの打ち出しではなく、6つのカテゴリーごとにわかりやすく紹介。ラグジュアリーブランドの「クチュールメイク」、モード感のある「アーティストメイク」、日本ならではの品質・世界観の「ジャパンメイク」、使うだけでなく見るだけ、持つだけでも楽しい「キュートメイク」、日本初・百貨店初など次世代ブランドが登場する「ニューメイク」、ボディケアなどもそろう「ライフスタイルコスメ」を設定した。
「アーティストメイク」ゾーンでは、展開する11ブランドすべてで、メイクアップアーティストが常駐。アーティストによるメイクレッスン、より専門的なアドバイスが受けられる。

「店頭でメイクアドバイスを受けても、自宅で再現するのが難しい」という声に応え、店頭でのメイクアドバイスの様子を撮影し、スマホに保存できる「動画持ち帰りサービス」もスタートした。
また、「新宿伊勢丹でしか手に入らないもの」を求めるニーズに対応し、、カスタマイズ、ギフト提案を強化。キールズでは人気クリームのふた用にオリジナルステッカー作成サービスを開始した。

「エスティローダー」「コスメデコルテ」「ジバンシィ」「ジル・スチュアート」などでは、リップやフレグランスへの刻印サービスが受けられる。スペシャルギフトラッピングを「RMK」「クレ・ド・ポー ボーテ」「SHISEIDO」「セルヴォーク」などで扱う。

さらに、フレグランスコーナーでは、「ゲラン」の脳波を読み取って香りの提案ができる「マインドセント」、刻印サービスを常時楽しめる。
■新宿伊勢丹 化粧品売場サイト
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/feature/beauty.html
■meeco(ミーコ)
https://meeco.mistore.jp/meeco/index.html
Copyright © 2019 流通ニュース All rights reserved.
不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com