2016/02/03
ステファノ・ピラーティ、「エルメネジルド・ゼニア」退任決定
2016/02/03
「ベルルッティ(Berluti)」のアレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori )、「ブリオーニ(Brioni)」のブレンダン・ミューラン(Brendan Mullane)に続いて、「エルメネジルド・ゼニア・クチュール(Ermenegildo Zegna Couture)」からヘッドデザイナーのステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)が去ることが確定した。

先日からの噂を肯定する形となった今回の発表。1月16日にミラノで披露された16-17年秋冬コレクションが、「ステファノ・ピラーティがゼニアで手掛けた最後のショー」だという。
ピラーティは、「サンローラン(Saint Laurent)」のアーティスティックディレクターを務めた後、2013年から「エルメネジルド・ゼニア」クチュールラインのヘッドデザイナーに就任。更に同グループ傘下の「アニオナ(Agnona)」再スタートにも携わったが、こちらは昨年の7月に退任している。
発表の中でグイド・ゼニアCEOは、「業界内でのブランドの地位を高め、『ゼニア』のショーをメンズファッションウィークの中でも重要な意味を持つものにすること」という目的を、ピラーティは十分に達成したと評価している。一方、デザイナー本人は、「手つかずのプロジェクトが他にも色々あるので、そちらに集中したい」と話した。
最近の噂では、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)の後任として、ステファノ・ピラーティが「ランバン(Lanvin)」に入るのではないかといった話もある。また、「ゼニア」には、「ジー ゼニア(Z Zegna)」ライン立ち上げに関わったアレッサンドロ・サルトリが戻る可能性も囁かれている。
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