2019/07/18
英リバティ、B2Bプラットフォーム始動でファブリック事業強化
2019/07/18
イギリスのリバティ(Liberty)が、ファブリック事業のためのB2Bプラットフォームを立ち上げ、新しいキャンペーンをスタートした。

高級百貨店として知られるリバティだが、同時に自社ブランド製品の開発にも力を入れており、小売はもちろん卸売も行っている。今年に入ってナイトウェアとスイムウェアもローンチしたほか、先月はアパレルの最新コレクションを発表したばかりだ。そしてもう一つの主要事業であるファブリックカテゴリで、このたび大きな一歩を踏み出すこととなった。
公式サイト「libertyfabrics.com」に設置したプロ向けB2Bオンラインプラットフォームは、「国外で高まる需要に応えた」もの。来月にはインスタグラム上でファブリック専用アカウント「@libertyfabrics」も開始し、「拡大しつつあるリバティ ファブリックのコミュニティに向け、一般消費者とプロとの双方に訴求する計画を用意している」という。
リバティ ファブリック/リバティ ロンドン(Liberty Fabrics/Liberty London)のAndrea Petochi MDは、「新しいオンラインプラットフォームでは、我々の商品レンジはもちろん、デザインブランドとして絶えず革新を続けているそのあり方を新規の顧客に知ってもらいます。顧客にとっても経験が向上するような方法でビジネスを発展させていますので、これはリバティにとっても重要な一歩です」とコメントしている。
同時に始まるキャンペーンについては店舗で展開し、「伝統、デザイン、そして19世紀から続くコレクションの進化」を見せる。
店のショーウィンドウも生地のプリントや生産過程にインスパイアされたものに一新されており、伝統と最先端のテクノロジーのコントラストを強調した作りに仕上がった。キャンペーンフィルムには、ファブリックの細かな生産工程が収められている。
リバティ プリントは長年ロンドンのインハウスチームが手描きでデザインしてきたもので、イタリアのコモ湖近くにある工場でスクリーンプリント生産されている。日本においては、それに加えて国内向けの日本製「エターナル」コレクションも展開する。
不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com