セール短縮、EC強化、中国出店拡大、バロックが成長戦略を発表

 バロックジャパンリミテッドが12月16日、上場後初の決算説明会を開催し、2017年1月期第3四半期の業績と共に事業戦略を発表した。第3四半期累計の純利益は22億2100万円で国内事業の苦戦により前年同期の83.6%と下回ったものの、2月以降に主要商材となるアウターの販売が好調に推移していることから通期の見通しは予想を据え置き、売上高728億4,300万円(前年同期比5.9%増)、純利益44億2,400万円(同4.8%増)。今後はEC事業と中国合弁事業に投資することで成長戦略を描く。

マウジー ソーホー店の店内 - Fashionsnap

 最も成長している事業はSC向けブランドの「アズールバイマウジー(Azul by Moussy)」で、国内の売上高は300億円弱。2012年にスタートした「エンフォルド(Enfold)」は海外の卸も含め好調で、9月に出店したNYの路面店は主にアジア系の顧客層に支持を得ているという。

 国内事業の業績について第3四半期は天候不順により低迷したが、11月の仕入れを減らし、気温の低下により冬物の購買マインドが高まる12月に投入量を増やすなど計画的な販売戦略で挽回を図る。また、セール時期を短くする方針のもと年末年始のセールは正月で打ち切る予定で、早期にプロパー商品の販売にシフトすることで増益を狙う。

 国内店舗については「量より質」(村井博之 代表取締役社長)の方針で、東京を中心に新規出店とスクラップアンドビルドにより年間20店舗前後の増加を計画する。特に強化するECサイトについては全チャネルの在庫を一元化し、これまでは在庫の10%に留めていたEC化率を20%以上に引き上げ、「他社に真似できないテクノロジーを導入し大化けさせる」(村井博之社長)という。Belle社との中国合弁事業では店舗展開を加速させる計画で、第3四半期現在の176店舗から、内陸の都市を含め出店を拡大し通期で計197店舗を計画。将来的に国内事業を上回る事業規模に成長させる。
 

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