2015/09/02
ジバンシィ、NYでのショーは一般客の受け入れも
2015/09/02
フランスのメゾンである「ジバンシィ(Givenchy)」だが、今シーズンは例外的にパリを離れ、ニューヨークでコレクションを発表する。同市のファッションウィーク中、9月11日に披露されるショーには、業界人だけでなく千人近い一般客も受け入れるという。

11日の午後6時30分からスタート予定のショーは、ユーゴスラビア出身の前衛アーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)のアートパフォーマンスを交えたものになる。会場は明らかにされておらず、プライベートパーティーような形をとる。
テーマは「愛の祝福(Celebration of Love)」。アーティスティックディレクターのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)にとっても、今年はメゾンに就任して10周年という節目にあたる。ウィメンズ、メンズ、そしてアクセサリーラインのデザインを手がけてきた。
また、今回は、千人近い一般客を受け入れるという点も注目されている。ニューヨーク市と共同で立ち上げられるインターネットサイトで登録し、先着順で入場する権利が得られるというシステムで、会場の場所も当日に明らかになるという。
同時に、マンハッタンのマディソン・アベニューに旗艦店をオープンする予定もあるが、これは2006年に一度閉店した店舗の再開となる。今後も、アメリカではマイアミとラスベガスに2店の新しいショップを開設する計画だという。
LVMHグループはアニュアルレポート内で、詳細を明らかにはしていないものの、「ジバンシィ」ブランドは大幅な増収増益となっており、ファッション・皮小物だけでなく、香水・化粧品事業も好調だと述べている。
不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com