fashionsnap
2014/11/12
ジョブズのTシャツからユニクロまで 滝沢直己が初の著書「一億人の服のデザイン」
fashionsnap
2014/11/12
デザイナー滝沢直己氏による初の著書「一億人の服のデザイン」が、日本経済新聞社から出版された。これまで手がけてきた「イッセイ ミヤケ(Issey Miyake)」から「ユニクロ(Uniqlo)」まで、共通するデザイン哲学と高付加価値のもの作りのヒントが詰まっている。
滝沢氏は1960年東京生まれ。1982年に三宅デザイン事務所に入社し、「イッセイ ミヤケ」では1993年からメンズ、2000年からメンズとウィメンズ両ラインのデザイナーに就任した。2006年に設立したNaoki Takizawa Designの代表を務め、自身のブランド「ナオキタキザワ(Naoki Takizawa)」の発表や、三陽商会「サンヨー(Sanyo)」のブランドリニューアルとスポーツライン「ナオキ(Naoki)」の立ち上げ、そして2010年年から「ヘルムートラング(Helmut Lang)」メンズラインのクリエイティブディレクターに就任。2011年から「ユニクロ」のデザインディレクター、2013年からヤンマー創業100周年のブランドリニューアルプロジェクトに参画し農業ウエアを開発するなど、多岐にわたって活躍している。
「一億人の服のデザイン」は、滝沢氏がこれまでに手がけてきた、国籍も性別も年齢も問わない1億枚の服作りについて綴った著書。冒頭の「スティーブ・ジョブズ氏のTシャツ」という章では、ジョブズ氏がアップルの新製品発表の時に着ていた「イッセイ ミヤケ」タートルネックTシャツの製作秘話が収録されている。アップルの思想とユニクロの「ライフウエア」の思想の共通点をはじめ、「売れる」もの作りのヒント、「大量生産・大量消費の商品であっても高付加価値でなくてはならない」とったメッセージが込められている。
Copyright © 2023 Fashionsnap. All rights reserved.