ヤフーとブックオフコーポレーションが9月26日、「ヤフオク!」と「Bookoff」の共同店舗「ヤフOff! フラッグシップストア」を渋谷センター街に出店する。新たなリユース体験を提案する店舗として、手軽に出品作業が行える「ヤフオク!出品窓口」を設置。同日、「Bookoff 自由が丘駅前店」にも総合買取受付窓口が新設される。

　ヤフーとブックオフコーポレーションは、ネットとリアルそれぞれの強みを活かしたリユース市場の拡大に向けて、今年4月に資本・業務提携を締結。「ヤフオク!」内では全国の「Bookoff」店舗で取り扱う中古本やDvd等を販売しており、今回は「Bookoff」の実店舗にも「ヤフオク!」の窓口を設けることで、インターネットを通じた出品作業に不便を感じる人にも気軽に利用してもらえる場を提供する。

　渋谷センター街の店舗に設ける「ヤフオク!出品窓口」はマーケットエンタープライズが運営し、利用者は服やバッグなどの出品商品を持ち込んで必要事項を記入し、身分証明書を提示すれば申込みが完了。通常の「ヤフオク!」への出品はYahoo! Japan IDの取得と「Yahoo!プレミアム」（月額380円＋税）の入会、出品作業や取引成立後の梱包・発送などが必要だが、同窓口では申込み後の出品作業はスタッフが行い、落札されると手数料を引いた金額が指定の金融機関に振り込まれる。「ヤフOFF! フラッグシップストア」では他にも、約5,000タイトルの本のレビューを専用端末から閲覧できるコーナーが展開される。

　「Bookoff 自由が丘駅前店」の総合買取受付窓口は「オールジャンルブランド買取」がコンセプトで、持ち込まれた中古品はブックオフコーポレーションの子会社ハグオールが査定。買い取った商品は「ヤフオク!」などで販売される。