Reuters
2017/02/20
ロンドン ファッションウィーク:英貴族のカントリーライフを描いた「マルベリー」、ドリーミーな「テンパリーロンドン」
Reuters
2017/02/20
ロンドン ファッションウィーク中、ジョニー・コカ(Johnny Coca)の「マルベリー(Mulberry)」が見せたのは、英国貴族のカントリーライフにインスパイアされたコレクションだ。ツイード、レース、エンブロイダリーを彼らしいデザインに落としこんだ。乗馬文化に着想を得て、キルトケープ、ボウタイブラウスにアシンメトリックスカートなども登場。

クロシェットやラッフルドレスの装いは、古き良き貴族のよう。オーバーサイズのツイードジャケットやスカートスーツ、ティアードドレスなどにはフローラルエンブロイダリーをあしらった。
「伝統的なものが新鮮に感じられるようにしたかった」とコカはコメント。「古き良きブリティッシュスタイルを使って、現代にぴったりのものを作ったんだ」。
オックスブラッドレッド、ジンジャー、グリーン、パープル、イエロー、ラベンダー、ブルーといったカラーパレットに、ヴィンテージライクなジュエリーをスタイリング。チャンキーヒールのシューズにニットソックスとジュエリーを合わせることで、モダンなタッチをプラスした。

「テンパリーロンドン(Temperley London)」は、ペールブルー、ライラック、ピンクのソフトなドレスを纏ったモデル達と共に、観客をドリーミーでロマンチックな逃避行へいざなった。
「ペインテッド・ドリーム(Painted Dreams)」と名づけた今回のコレクションでは、パフスリーブのペザントルックシャツ、ハイカラーとブラックネックボウ、ハイウウェストトラウザーズに、エンブロイダリートップスとスカートのコンビネーションなどを見せたアリス・テンパリー(Alice Temperley)。
続いて、シースルー、プリント、フローラルやリップエンブロイダリーなど様々なドレスが登場。バックレスローファーと合わせたルックに仕上げた。
イヴニングウェアでは、シャイニーなドレスにキルト風のスカートやドレス、シルキーなジャンプスーツも見られた。ハイネックニットは、スパンコールスカートとスタイリング。
「すごく美しい服を売るつもり。商品は、そう……夢みたいでないと」とロイターに語ったテンパリー。「それにこのご時世だし……多様性や個性を称えるようなものを作りたかったの」。
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