10月末日までに日本から撤退する「フォーエバー 21（Forever 21）」が、10月11日から全店舗でファイナルセールを本格的に開始する。

　2009年に日本に上陸した同ブランドは、アジア初の旗艦店を銀座に出店（※現在は閉店）するなど事業を拡大してきたが、今年9月末に日本市場から撤退すると発表。ファイナルセールでは店内の全商品を対象に、最大70％値引きする。なお直営店舗に先駆けて、公式オンラインストアでは9月末から閉店セールを開催している。
 
　同ブランドは日本のほか、中国本土や台湾、香港などのアジアやヨーロッパ、カナダのほとんどのマーケットから撤退。経営難が囁かれていた本国では、9月末に米連邦破産法11条の適用を申請した。今月には再建計画を発表。既存の貸し手であるJPモルガン・チェース銀行やTPG Sixth Street Partnersから調達した資本をもとに、アメリカやメキシコ、中南米地域で事業を継続することを明らかにした。

■フォーエバー21 国内の店舗
新宿店、渋谷店、横浜店、福岡天神店、大阪道頓堀店、ルクア イーレ店、イオンモール沖縄ライカム店、コクーンシティ店、札幌大通店、仙台Forus店、イオンモール広島府中店、三宮オーパ店、イオンモールKyoto店