AFP
2020/02/04
破たんの「フォーエバー21」、88億円超での身売りに合意
AFP
2020/02/04
昨年9月に破産を申請していた「フォーエバー21(Forever 21)」が、企業連合(コンソーシアム)と8100万ドル(約88億4200万円)で身売りすることに合意した。

「フォーエバー 21」と合意に至ったコンソーシアムは、不動産のSimon Property Group、Brookfield Property Partners、そしてマーケティングのAuthentic Brands Groupなどで構成されている。
入札の締め切りは2月7日で、この日までに他の候補者が現れた場合は来週競売が開かれる。
「フォーエバー 21」は1984年に韓国人のDo WonとJin Sook Changがロサンゼルスで立ち上げたアパレルブランド。ハイブランドに似たデザインを安価で提供し、アメリカ国内だけでなく世界中で若者の支持を得た。
「H&M」や「ザラ(Zara)」といった他のファストファッションブランドと競争する中で、2008年の不況以後はメンズアパレルとシューズにまで事業を拡大しようとしていた。しかし、アナリストたちによれば、オンライン販売への適応力が不足していたことに加え、環境負荷や下請け工場での人権を意識する顧客たちのニーズに応えることができていなかったという。
「フォーエバー 21」は、昨年9月に連邦破産法第11条に基づく会社再建を申請していた。
(2020年2月4日現在、1米ドル=109円で換算)
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