2013/01/30
新見本市「トラノイ・プレビュー」、プレコレクションを訪れる海外バイヤーがターゲット
2013/01/30
1月19〜21日、フランス・パリで新しい見本市「Tranoï Preview(トラノイ・プレビュー)」が開催された。今回が初開催となるこの見本市は、パリ・プレタポルテ展の元理事長Muriel Piaser(ミュリエル・ピアゼ)氏をコンサルタントに迎え、メンズコレクション会期中に行われた新設イベント。「Tranoï(トラノイ)」のアーティスティックディレクターであり、パリの老舗セレクトショップ「l'Eclaireur(レクレルール)」の共同創設者であるArmand Hadida(アルマン・アディダ)氏は、「とても素晴らしい試みになった」とコメントした。

降雪のため各展示会の訪問者数が伸び悩むなか、「トラノイ・プレビュー」には海外バイヤーを中心に多くの来場者が訪れた。Hadida氏は、「優れたプロフェッショナルの交流の場となった」と説明。
同氏はまた、「トラノイの運営チームと話し合い、『プレビュー』イベントが必要だと考えた。パリでプレコレクションが発表されるこの時期に、良い商品を提案したいと考える出展者が多いからだ。『ファーストセッション』とは違う、見本市のさまざまなサービスを維持したショールームのような質の高いイベントを提供することが目的。『プレビュー』参加者は『トラノイ』セカンドセッションの出展者が中心となるが、今後はその他のブランドやクリエイターを増やしたい」と話した。
来場者については、「ブティックや百貨店といった大口バイヤーを中心に、プレコレクションを見に来るバイヤーたちをターゲットとする」とし、「『トラノイ・プレビュー』はその点で、(主にフランスの小売業者をターゲットとする)ファーストセッションとは全く異なるイベントとなる」と説明した。
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