掲載日
2017/04/14
2017/04/14
ロベルト・カヴァリ、16年は2600万ユーロの損失
掲載日
2017/04/14
2017/04/14
ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)が発表した16年通期決算は、EBITDAが2600万ユーロ(約30億200万円)の損失だった。一方で、売上高は13.6%増の1億5520万ユーロ(約179億1800万円)となっている。

昨年10月、672人中200人の従業員を解雇したロベルト・カヴァリ。また、同月にはデザイナーのピーター・デュンダス(Peter Dundas)も解任されているが、後任は未だ決定していない。
こうした再編成の影響は業績に如実に表れており、純損失5500万ユーロ(約63億5000万円)およびEBITDA損失2600万ユーロには、事業見直しに関する費用を計上したという。
しかし、ジャン・ジャコモ・フェラリス(Gian Giacomo Ferraris)CEOは、楽観的な見方を示している。「今回の業績は予想通りのもので、驚きはない。これを基準に、ここ2ヶ月足らずの間で再編成・再成長計画を進めてきているが、既に効果が現れ始めた。『ロベルト・カヴァリ』の直接小売事業は安定しているし、現行年度の第1四半期には増収も見られる」。フェラリスCEOは2016年8月に就任した。
「まだまだ先は長いが、慎重ながらも楽観的でいられるのには理由がある。純財政状態は健全で、純資産も2億1000万ユーロ(約242億4500万円)以上ある。新しい経営陣にも優れた人材を集めた。さらに、『ロベルト・カヴァリ』のメンズウェア、ジュニア、アンダーウェア、ビーチウェアといった事業の内部化も始めている」とCEO。
(2017年4月14日現在、1ユーロ=115円で換算)
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