ロレアル、7-9月は10年ぶりの大幅増収

 ロレアル(L’Oréal)グループの2018年第3四半期(7-9月)決算は、予想を上回る業績となった。リュクス事業とアクティブコスメティックス事業が引き続き堅調に推移し、特に中国をはじめとする新興国が好調だったという。

L'Oréal - DR

  2018年7-9月期の連結売上高は6.2%増の64億7000万ユーロ(約8303億3300万円)(比較ベースで7.5%増)を記録し、四半期の増収率としては「この10年間で最高値」となった。
 
 しかし、カテゴリや地域によって売上にはばらつきが見られる。
 
 「ランコム(Lancôme)」や「イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent)」、「ジョルジオ アルマーニ ビューティー(Giorgio Armani)」といった高級ブランドを扱うリュクス事業は14.8%(比較ベースで15.6%)の増収で、特に中国を中心としたアジア太平洋地域で大きな伸びが見られた。また、空港内の店舗での売上も好調だった。
 
 「ラ ロッシュ ポゼ(La Roche-Posay)」などスキンケア商品を展開するアクティブコスメティックス事業も引き続き堅調で、9.7%(比較ベースで13.1%)の増収。アジアと北米がけん引した。
 
 中核事業であるコンシューマープロダクツ事業の売上高は1.2%増(比較ベースで2.3%増)と回復傾向にあるものの、やはり西ヨーロッパとブラジルで伸び悩んでいる。
 
 多くの地域で増収となったグループだが、西ヨーロッパ地域は全事業を合わせた売上高も減少しており、前年同期比で1%減(比較ベースで0.7%減)。一方で、北米では微増、アジア太平洋では大幅な増収を計上している。
 
 「西ヨーロッパでは厳しい状況が続いている。特に英国でその傾向が顕著だ」とジャン=ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)CEO。イギリスでは美容・化粧品市場が減速している。
 
 通期の連結業績に関しては、世界の化粧品業界の平均を上回る大幅な伸びを見込んでおり、利益率は記録を更新する予想だという。
 

(2018年10月31日現在、1ユーロ=128円で換算)
 

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