ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」の新たなクリエイティブディレクターに、アーティストの河村康輔が就任した。

　「UT」は2003年の発売開始から今年で20年目を迎える。2013年から2019年までNIGO®がクリエイティブディレクターを務めていた。ユニクロは今回の起用について「河村氏は、多種多様なポップカルチャーに造詣が深く、確立した独自のスタイルにより幅広い分野においてご活躍されています。河村氏の経験やアーティストとしての卓越したセンスを『UT』に昇華し、『WEAR YOUR WORLD.』をキーワードに、着る人の個性を表現し、新しいカルチャーに出会うきっかけとなるLifeWearをお届けしていきます」とコメントしている。

　河村はコラージュアーティスト、グラフィックデザイナー、アートディレクターとして活動。多数のアパレルブランドにグラフィックを提供しているほか、ライブやイベントのフライヤー、DVD・CD のジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションなどを手掛けている。2019年にはコラボレーターとして初めて「UT」に参画し、「ドラゴンボール」のコラージュ作品を提供した。

　同氏は就任に際し、「このたび、『UT』のクリエイティブ・ディレクターに就任したことをとても嬉しく思います。さまざまなジャンルのカルチャーをのせたTシャツを通して、まだ知らないものに触れる入口や、より知識を広げるきっかけとなるブランドにしていきたいです。国内外の若手アーティストの方々へも積極的に声をかけ、次世代を担うアーティストのプラットフォームにもしていけたらと思っています」とコメントしている。