「ケンゾー（Kenzo）」の2015年春夏キャンペーンヴィジュアルの顔に松岡モナが起用された。松岡モナが海外ブランドのキャンペーンヴィジュアルのモデルとして登場するのは今回が初めて。

　「ケンゾー」は先シーズンに引き続きトイレットペーパー（Toiletpaper）をパートナーに迎え、グラフィカルでモダンな都市風景を舞台に「楽観的なユートピア」を表現した。「彼らの作品にはいつも小さな仕掛けがあり、その驚きは見れば見るほどインパクトを増して迫ってくる」とキャロル・リム＆ウンベルト・レオンが語るように、一見親しみのある広告にはトリックが埋め込まれているという。制作にはアーティストのマウリツィオ・カテランや、アートディレクターのミコール・タルソ、フォトグラファーのピエールパオロ・フェラーリが参加している。

　1998年生まれの17歳モデル松岡モナは2014-15年秋冬パリコレクションでパリコレデビューを果たし、「シャネル（Chanel）」をはじめ海外メゾンのランウェイに多数登場している。2015年に入りステラ・マッカートニー（Stella McCartney）をクリエイティブディレクターを務めるadidas（アディダス）の新コラボレーションライン「ステラスポーツ（StellaSport）」の広告塔にも起用されたが、ファッションブランドの顔としてヴィジュアルを飾るのは「ケンゾー」が初となる。パリコレデビューに続く目標としてキャンペーンヴィジュアルへの出演を掲げていた松岡は、同ヴィジュアルの公開時にインスタグラムを通じて「Thank you @humbertotoo for making this happen. Thank you @imgmodels for everything!!」と喜びのコメントを投稿した。なお、メンズモデルは韓国人のモデルQing Heが務めている。