カール・ラガーフェルドがホテル業に参入　新ブランド設立

by

Sandra Halliday

掲載日
2016/10/17

　カール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）が、「カール・ラガーフェルド ホスピタリティ（Karl Lagerfeld Hospitality）」を立ち上げ、ホテル・リゾート・インテリア事業に参入する。

　新事業立ち上げにあたって、カール・ラガーフェルド グループ（The Karl Lagerfeld Group）は、オランダを拠点にするホスピタリティ事業専門のライセンシングプラットフォーム「BrandMark Collective」と提携。開設予定の施設はすべて「カールのエッジィなデザインアプローチやシグネチャーを反映したものになる予定」だという。
 
　同グループのピエールパオロ・リーギ（Pier Paolo Righi）CEO兼プレジデントは、ブランドの「総合的なライフスタイル体験」を拡充する戦略の一環だとし、来年には第一弾としてマカオにハイクラスのホテルをオープンする予定だと話した。

　ホスピタリティ事業に乗り出す高級ファッションブランドは近年増加している。「ヴェルサーチ（Versace）」もまた、オーストラリアやドバイに続き、マカオにホテルを開設予定だ。
 
　提携先の「BrandMark Collective」は2015年設立と若い企業ではあるが、既存のブランドのホスピタリティ事業への参入を請け負うライセンシングプラットフォームとして、既に世界中に25のホテルを開設・運営した実績がある。