2015/06/25
ミラノ・メンズファッションウィーク 2016年春夏のトレンドまとめ
2015/06/25
先日開催されたミラノメンズファッションウィークのランウェイから、2016年春夏シーズンに向けた8つのトレンドを紹介。
1) オーバーサイズショートパンツ

ここ数シーズン、メンズのワードローブを席巻してきたバミューダスーツ。ショートパンツも益々ボリュームを増して、ほとんどスカートと見紛うようなものまで。中でも特に次の春夏シーズンで注目のアイテムといえば、濃いカラーのレザーショートパンツだ。ビビッドなオレンジからターコイズ、カーマインレッドから黒まで、様々な色が登場した。
2) ワイドパンツ

スリムパンツもまだまだ勢いを失ってはいないが、その地位が揺らぐのも時間の問題だ。実際ミラノのランウェイでは、リラックスシルエットのワイドパンツが人気だった。ハイウエストだったり、裾が踵に掛かるほどのレングスも見られた。また、「エルマンノ・シェルヴィーノ(Ermanno Scervino)」はワイドパンツに端正なフランネルを使用。よりスポーティーなバージョンを作ったり、ジョギングパンツをタウン向けに提案するブランドもあった。
3) ライトレインウェア

便利でどこでも使えるアウターもトレンドに。来年の夏は、メンズのマストな持ち物の一つになりそうだ。透明に近いニュートラルカラー、超軽量なナイロン製のレインウェアは、まるでブラウスのような佇まい。よりカラフルでダイナミックなバージョンなども見られたが、共通しているのは、羽衣のように薄い生地だということ。パーカーの進化形とも言える。
4) ワークウェア

今シーズン、ワークウェアの要素もあちこちに見受けられた。ジャケットなどもリバイバルされ、「プラダ(Prada)」などは腕にビビッドなポイントを付けてガソリンスタンドの店員風の着こなしを提案、「ファセッタズム(Facetasm)」には現場作業員の着るオレンジのベストが登場し、「ヌメロ・ヴェントゥーノ(N°21)」は鍛冶屋の前掛けをホワイトのコットンで再現。しかし、中でも一番人気だったのはワークコートで、サマーコートとして取り入れられていた。
5) ネックウェア

来夏、スカーフや襟飾りなどのネックウェアがマストになりそうだ。ランウェイではあらゆる形のネックウェアが見られ、「ディースクエアード(Dsquared2)」のサーファー風ネックレスや、「ミッソーニ(Missoni)」のマドラスチェックストール、さらに「グッチ(Gucci)」では大きなレースの付け襟も。来夏は、ネクタイを捨ててストールを首に纏う人々が増えるだろう。
6)ヘッドウェア

頭まわりのアクセサリーも、来夏に必須のアイテムだ。「フェンディ(Fendi)」はサンバイザー、「ヴェルサーチ(Versace)」は海賊風にスカーフを頭に巻き、「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」は中東風の帽子をクロッシェで。さらに、「アントニオ・マラス(Antonio Marras)」のセーラー帽、「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」のベースボールキャップに、「モンクレール・ガム・ブルー(Moncler Gamme Bleu)」のフィッシング帽と、挙げればきりがないほど。
7)バックパック

次の春夏のイットバッグといえばこれ。メンズのワードローブに欠かせないものになるだろう。ボリューミーでしっかりとした登山用リュックのようなスタイルを提案したのは、「ボッテガ・ヴェネタ」。また、「フェンディ」はよりファッショナブルなプリントを用いて、シャツとのコーディネートで遊んでいた。素材は勿論、良質のレザーで。
8)ソックス

トングやサンダルを履くとしても、来夏はソックスなしでは出歩けない。「ボッテガ・ヴェネタ」は手編みのざっくりしたソックスで、トレッキング風ルックを完成させていた。また、「プラダ」では、ファインゲージのものをルーズに捩って重ね履きをするスタイルに。一方、「モンクレール」や「マルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)」では、膝下レングスのスポーティーなハイソックスが登場。
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