掲載日
2016/02/25
2016/02/25
ミラノ ファッションウィーク、ランウェイの写真撮影を禁止するブランドも
掲載日
2016/02/25
2016/02/25
ショーの直後に店頭にコレクションを並べる方針をとるブランドも増える中、インターネットやSNSの発達に伴う“すぐに、その場で”といったリアルタイム志向に反対するデザイナーも少なくない。
「エミリオ・プッチ(Emilio Pucci)」のアーティスティックディレクターも務めているマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)は、28日に予定されている自身のブランド「MSGM」のショーで、ランウェイの写真をSNSに投稿しないよう呼びかけた。ジャーナリストに届いたインビテーションにも、写真投稿禁止の文言が大きく印字されている。

ショーのテーマである「Interlude(幕間、間奏)」という単語に添えられているのは、「携帯電話をしまってショーをお楽しみください」、「SNSへのいかなる画像投稿もお控えくださいますようお願い申し上げます」といった但し書きだ。昨今の“見てすぐ買える”の精神とは対照的な姿勢がうかがえる。
また、ショー自体をキャンセルしてしまったブランドもある。「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(Marcelo Burlon County of Milan)」は、27日に予定されていたプレゼンテーションのとりやめを発表したばかりだ。
エディターやブロガーには、代わりにルックブックやビデオを送ることになる。デザイナーのマルセロ・ブロンは、「僕らはSNS世代で、今後もコミュニケーションに欠かせないツールであり続けるだろう」と語り、「ショーのスケジュールを見直して、予算内で最良のやり方を模索していきたい」とメディアへのレターでコメントしている。
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