×
379
求人
CANADA GOOSE
Pr担当
正社員 · 東京都
RON HERMAN
ロンハーマン ウィメンズバイヤー
正社員 · 東京都
ADIDAS
Manager, Human Resources Business Partnering
正社員 · TOKYO
QVC
Manager, Guest & Navigator Training jp
正社員 · CHIBA
QVC
sr IT Project Manager
正社員 · CHIBA
QVC
Product Planner
正社員 · CHIBA
QVC
Program Planner / プランニング&プログラミング部門 番組編成 プログラムプランナー
正社員 · CHIBA
SHISEIDO
グローバルブランドマーケティング部 クレ・ド・ポー ボーテグループ, Assistant Brand Manager
正社員 · Minato City
UNIQLO
Utグローバルマーケティング担当
正社員 · 東京都
UNIQLO
商品マーケティング(日本)担当
正社員 · 東京都
UNIQLO
グローバルストラテジープランナー(Global Strategy Planner)
正社員 · 東京都
UNIQLO
デジタルマーケティング(集客・CRM)
正社員 · 東京都
UNIQLO
スポーツプロジェクト担当
正社員 · 東京都
UNIQLO
商品Pr・メディアリレーション担当
正社員 · 東京都
FAST RETAILING
デジタルマーケティング CRM リーダー候補
正社員 · 東京都
FAST RETAILING
デジタルマーケティング(Sns Planning And Execution)担当
正社員 · 東京都
FAST RETAILING
デジタルマーケティング パフォーマンスマーケティング リーダー候補
正社員 · 東京都
FAST RETAILING
グローバル事業開発 ライブコマース担当
正社員 · 東京都
GU
商品計画(予算計画・実績管理) 日本・海外・Ec領域 リーダー候補
正社員 · 東京都
UNIQLO
商品領域次世代経営者候補
正社員 · 東京都
ADASTRIA
アパレル販売スタッフ ※佐賀県 エリア限定募集※
正社員 · 佐賀市
ADASTRIA
【Dx戦略部】Scm領域 プロジェクトマネージャー/リーダー
正社員 · 東京都
掲載日
2019/02/21
シェアする
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
印刷
テキストサイズ
aA+ aA-

ミラノ ファッションウィーク:「フェンディ」、カールとのお別れ

掲載日
2019/02/21

 先日亡くなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が「フェンディ(Fendi)」で最後に手掛けたコレクションが、ミラノにて発表された。

Fendi - Fall/ Winter 2019 - Milan - Photo: CNMI


 フィナーレでは、カールの長年の友人でもあったDJミッシェル・ゴベール(Michel Gaubert)がデヴィッド・ボウイの「Heroes」で別れを捧げた。ラガーフェルドは「フェンディ」で54年もの間デザイナーを務めてきたが、2月19日の朝、パリで息を引き取った。ランウェイも歩くモデルやフロントロウに座るLVMH幹部の目にも涙が浮かぶ。
 
 ベラ(Bella)とジジ・ハディッド(Gigi Hadid)姉妹は最後に続けて登場し、薄く透けたプリーツのシフォンドレスとロゴタイツを合わせたルックを纏っていた。シルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が挨拶に姿を現したが、顔に浮かんだ笑顔はすぐに崩れて首を振ってバックステージへ去っていった。会場に掲げられたパネルには、カール直筆の「Love Karl」という言葉が。

 「カール・ラガーフェルドと『フェンディ』の関係はファッション業界の中でも指折りの長い蜜月だと言えるでしょう。彼の訃報を聞いて本当に悲しく思ったし、最後まで気遣いや忍耐を忘れない姿勢に感銘を受けました。ショーの数日前に電話で話した時も、彼はコレクションのことだけを考えていたんです。本当にカールらしい。これから寂しくなります」とシルヴィアはプログラムに綴る。

Fendi - Fall/ Winter 2019 - Milan - Photo: CNMI


 拍手に包まれた会場で、大きなスクリーンにカールの在りし日の姿が映し出された。1965年、メゾンに就任して初めてのルックをスケッチした時の記憶をフランス語で語っている。
 
 「本当に大昔の話だ。60年代には控えるということを知らなかった。『チェルッティ(Cerruti)』のハットにロングヘア、サングラスに、『ジャン・ラヴァリエール(Jean Lavallière)』の柄ネクタイ、パネルつきのハンティングジャケットを着ていたよ。ノーフォークジャケットというやつさ。それにフランス風のキュロットとブーツ。バッグはミラノで買ったものだ。こんな感じでね。赤と黄色のスコットランドツイードだった。よく覚えているよ。ひどいものだが、これが1965年の私のスタイルだ」と肩をすくめるカール。手元のスケッチブックには美しいイラストが出来上がっていた。
 
 「F」を逆さまにしたロゴはカールが考案したもので、ライセンス料をもらったことがないとよく笑っていた。今シーズンは、1981年の「Karligraphy」バージョンが復刻。タイツやハイカラーのシルクシャツ、カボションボタンやファーのジャケットにもあしらわれていた。
 
 シャイニーなレザーブルゾンにマニッシュなブレザー、パンチングレザーのスーツと同素材の"ピーカブー"バッグなども美しく、よくできたショーだった。イブニングウェアでは、ブラウンのミンクでできたシャツにイエローのパイピングをほどこしたものや、パワーショルダーのドレスなどが目を引いた。

Silvia Venturini Fendi - Photo: CNMI


 ウィットに富んだ演出はきっとラガーフェルドも気に入ったことだろう。オープニングに流れたのは、ルー・リードとジョン・ケイルの『Small Town』だった。
 
 「小さな街で育った君は、ここに有名なやつなんていないと気付く」と歌うリード。実際、ラガーフェルドは人口3500人ほどの小さな街で育った。
 
 ショーの前には毛皮反対の活動家たちが会場入り口に押し掛けていたが、この日ばかりはカールの偉大なクリエーションに敬意を払って静かにしていてほしくもあった。
 
 ウェルギリウス曰く、「秀でた者は星に届く(Macte virtute sic itur ad astra)」という。
 
 

不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com