2017/01/18
ミラノ メンズコレクション、若々しさと新しいクリエイティビティの風
2017/01/18
ミラノ ファッションウィークメンズ17-18年秋冬コレクションは、「ジョルジオ・アルマーニ(Georgio Armani)」のショーで幕を閉じた。

「イタリアのメンズファッションウィークは、『ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)』で始まり、ミラノファッションウィークで幕を閉じる。フィレンツェには1220社の出展者が集い、ミラノではランウェイショーからプレゼンテーションまで100近いイベントが開催された。世界のどの国を見ても、ここまで充実したプログラムを提供しているところはない」と当紙に話すのは、イタリアファッション評議会(Camela Nazionale della Moda Italiana)(以下、CNMI)のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長だ。
「今回のファッションウィークには大きなエネルギーを感じたし、大手メゾン以外にも新しいブランドや若い才能が国内外から集まり、『グッチ(Gucci)』などの不在を補完してくれた」と続ける。
「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」同様、「グッチ」もメンズファッションウィークをキャンセルし、メンズとウィメンズを統合したショーを2月のウィメンズファッションウィーク中に行う予定だ。逆に、「セドリック・シャルリエ(Cédric Charlier)」を始めとしたいくつかのブランドは、1月のメンズファッションウィークでウィメンズ・メンズ統合のショーを開催している。

カルロ・カパサ会長によると、ロンドン、ミラノ、パリ、ニューヨークという4大都市を鑑みるに、こうした新しい日程は確固とした戦略に則ったものであるという。「セレクトショップなどの小売店を通じて販売しているメゾンは、発注を加速するためにも、先に行われるメンズのファッションウィークでコレクションを発表する。反対に、直営店での販売を主とするメゾンは、その後のウィメンズで発表する」。
「業界では大きな変化が起きているが、お陰でファッションウィークの多様性は広がり、より広いスペースを若手に提供することができている」と締め括った会長。実際、今シーズンは「フェデリコ・クッラーディ(Federico Curradi)」、「ミャオラン(Miaoran)」、「マリブ 1992(Malibu 1992)」、「パーム・エンジェルス(Palm Angels )」など10以上の若いデザイナーや新しいブランドが参加した。
また、「ダーク・ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)」のリー・ウッド(Lee Wood)、「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」のメンズを担当することになったギヨーム・メイヤン(Guillaume Meilland)、そして「マルニ(Marni)」の創業者コンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の後を継いだフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)といった新しいアーティスティックディレクターの初コレクションも出揃った。
どのメゾンも、総じてフォーマルウェアから徐々にスポーツウェアへと比重を移してきた印象だ。
スポーティーな要素でコンフォートを前面に押し出し、より若い客層、いわゆる“ミレニアル世代”を対象にした。「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」も、ミレニアル世代のスターをランウェイに多数起用したショーを披露している。

グラマーなグランジスタイルを見せた「ディースクエアード(Dsquared2)」に代表されるように、"グランジ"がランウェイのキーワードに。リラックス感のあるスタイルを、貝のネックレスなど首周りのアクセサリー使いやレイヤード、ざっくりしたニットやミリタリーパーカで表現するスタイルが登場。
高機能のテキスタイルや、異素材、カラーなどをミックスしたハイブリッドなアイテムも目立った。全体のトーンは秋らしくも、イエローやオレンジなどヴィヴィッドな色を散らしてアクセントを添えて。
来冬、メンズのワードローブはシャツよりもニットやハイネックが主流になる予感だ。他にもポロシャツや、ジョギングパンツ、スキーパンツ、ベロアのコンフォートパンツに、ダウンコートを合わせるルックがイン。
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