2016/06/21
ミラノ メンズコレクション:イタリア注目の若手「Sunnei」、日本でも売上伸ばす
2016/06/21
ロリス・メッシーナ(Loris Messina)とシモーネ・リッツォ(Simone Rizzo)のデュオが手掛ける注目の若手メンズブランド、「スンネイ(Sunnei)」が、6月21日にミラノ メンズファッションウィークにランウェイデビューを果たした。

「シンプルで軽やかな世界観を皆に伝えられたと思う」とロリス・メッシーナ。「今回起用した28人のモデルは皆違っていて、それぞれにユニークなルックをスタイリングした。僕らの提案するアイテムは、簡単に幅広い着こなしができるから、それを見せたかった」と話す。
ボーダーのシャツにバミューダを合わせて腰にカーディガンを巻いたり、カラーレザーを使ったショートパンツのセットアップ、タイダイのアビエータージャンプスーツや、素肌にスカーフを巻きネイビーアウターを羽織ったルックなど、プレイフルで、しかしやり過ぎないスタイルが特徴だ。デニムアイテムも目を引く。
マーケティングを学び「グッチ(Gucci)」でビジュアルマーチャンダイザーをしていたロリス・メッシーナと、デジタルメディアマネージメントの修士号を持つシモーネ・リッツォの二人が出会い、2014年に「スンネイ」を立ち上げた。
「このプロジェクトを進めるために、全て辞めたんだ。メンズウェアに集中したかった。メンズには、中高価格帯、ミドル~ハイエンドのものが特に欠けていると思うんだ」。

「2014年の6月に最初のプレゼンテーションをしたんだけど、オンラインでのメディアの反応も良かったし、海外のバイヤー10社と商談が成立した。特にアメリカのオープニングセレモニー(Opening Ceremony)は、デビュー当時からずっと応援してくれていたよ」と語る。
ここ数シーズンで存在感を増してきた「スンネイ」。今では世界35店舗のコンセプトショップで販売しているという。現在一番成功しているのは日本で、次いで韓国、アメリカの順となっている。
コレクションはイタリアの小規模業者で生産。また、生地は同じくイタリアのヴェネト州で企画しており、デニムについては日本から買い付けるという。日本では、「ビームス(Beams)」、「ユナイテッドアローズ アンド サンズ(United Arrows & Sons)」などで取扱いがある。
ミラノにもショップ兼アトリエを開設した。「アートイベントなども行っている」という。
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