2019/10/16
カルラ・ソッツァーニ、パリに財団を設立
2019/10/16
「ディエチ コルソコモ(10 Corso Como)」創業者でアズディン・アライア(Azzedine Alaïa)の親友でもあった カルラ・ソッツァーニ(Carla Sozzani)が、パリに自身の財団を設立した。

「フォンダツィオーネ・ソッツァーニ(Fondazione Sozzani)」は、パリ北部の非常に庶民的なエリア、ラ・シャペル(La Chapelle)地域にオープンした。19世紀後半に建てられたアトリエの中に居を構える形となるが、非常に意外性のあるロケーションだ。
亡くなった伊「ヴォーグ(Vogue)」編集長フランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani)の姉であるカルラ・ソッツァーニは 、90年代にファッションとアート、デザインを総合的に扱うコンセプトショップ「ディエチ コルソコモ」をミラノにオープンし、今では上海、ソウル、ニューヨークなど世界各国で展開している。また、パリ・マレ地区にある「アライア」の旧本社でイノベーティブな回顧展を手掛け、特に安売日用品店「Tati」とアライアとのコラボレーションに焦点を当てた。まさに大衆文化とラグジュアリーとの出会いという点でもパイオニア的な試みを行ってきた人物だ。

「数年前、フランカが病気になった頃から財団というアイディアについて考え始めていたの。人生と芸術に語りたいことだとかね。そして、自分自身の財団を設立するという計画が形になってきた」とソッツァーニ。オープニングには、スージー・メンケス(Suzy Menkes)やオリヴィエ・サイヤール(Olivier Saillard)も駆け付けた。
写真作品のコレクションでも知られているカルラ・ソッツァーニは、初の展覧会として、自身のパートナーでもあるクリス・ラズ(Kris Ruhs)の回顧展「Creation Language」を選んだ。
1000平米ものスペースでは、定期的に展覧会を行っていく予定だという。
■Fondazione Sozzani
所在地:22 rue Marx Dormoy 75018 Paris
開館時間:午前11時~午後8時
閉館日:月曜日
不許複製・禁無断転載
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