メルセデス・ベンツが3月17日「Mercedes-Benz Fashion Week Tokyo 2013-14A/W（メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京 2013-14A/W）」の開幕に合わせ、コラボレーションカー「smart for jeremy（スマート フォー ジェレミー）」を国内で初めて一般公開した。デザイナーJeremy Scott（ジェレミー・スコット）がデザインした同車は、ファッションウィークが終了する23日まで渋谷ヒカリエの9階で展示される。国内展示に合わせ、Jeremy Scottが撮影や取材に応じた。

　「smart for jeremy」はホワイトカラーの車体後部から伸びる翼が特徴だが、Jeremy Scottは「実は、羽をイメージしていたわけではなく、当初はロケットや宇宙船のようなイメージで作っていたんだ」と明かした。「特別感やわくわく感、自分のパーソナリティをうまく表現したいと思ってデザインした。それが自然と"羽"になったんだ。車が出来上がるまでには多くの人が関わっていて、自分の思いがうまく表現されるか不安に感じていたけれど、結果的にはとてもうまくいったと実感しているよ」と語った。「adidas（アディダス）」や「Longchamp（ロンシャン）」などとコラボレーションに積極的なJeremy Scottに、車の次にデザインしてみたいものを聞いてみたところ、「次は飛行機かな（笑）」と回答。他ブランドやプロダクトとの協業について、「僕自身のクリエイティビティをいろんなものに注ぎ込むのはとても好きなんだ」と述べた。

　"ファッション界の Wild Child（野生児）"ことデザイナーJeremy Scottは、「東京は第2の故郷」と明言するほどの親日家だが、東京ファッションウィーク中に来日するのは今回が初めて。「特にショーに行く予定はないけれど、今日から1週間は日本に滞在するよ」といい、最後にファンに向けて「I Love You, Guy.Thank You!」とメッセージを送った。