Ye（カニエ・ウェストから改名）が、SNS「パーラー（Parler）」の買収に合意したと運営会社のParlement Technologiesが発表した。買収額は非公開で、2022年第4四半期中の取引完了を予定している。

　パーラーは、2018年にサービスの提供を開始。米保守派から支持を集めている。暴力を助長し扇動する投稿が見られたことなどを受け、2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件後にはアップル（Apple）とグーグル（Google）のアプリストアから一時的に削除された。

　Yeは反ユダヤ主義的な投稿を繰り返したため、今月インスタグラムとツイッターのアカウントが停止。Parlement TechnologiesのCEOを務めるGeorge Farmer氏は、今回の取引について「Yeは言論の自由が確保されたメディアの実現に向けて大きな一歩を踏み出しており、今後ソーシャルメディアから削除されることを恐れる必要は二度とありません」とコメントした。

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■パーラー：公式サイト