ラルフ・ローレン、ステファン・ラーソンCEOが退任

by

Olivier Guyot

掲載日
2017/02/02

　ラルフ・ローレン（Ralph Lauren）は2月2日、ステファン・ラーソン（Stefan Larsson）CEOの退任を発表した。

　ラーソン氏は2015年末から同職を務めている。創業者で会長のラルフ・ローレンは、「ステファンと僕は、この素晴らしいブランドに対して、愛着と尊敬の念を分かち合っている。そして二人とも、発展の必要性を実感しているんだ」と説明する。「しかし、クリエーティブな部分と、顧客との関係という点で、どのように発展させるかというビジョンに違いが生じている。我々とも、取締役会とも話し合いを重ね、袂を分かつという結論に至った。ステファンの会社への貢献を高く評価しているし、再建計画『ウェイフォワード（Way Forward）』で正しい道を示してくれた」。
 　
　ラーソンCEOは5月1日付で退任する予定で、現在後継者を探しているという。創業者のラルフ・ローレン本人がCEO職を退いただけでなく、「H&M」や「オールド・ネイビー（Old Navy）」といったファストファッション畑からの起用とあって、同氏のCEO就任は大きな話題となった。

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