プッチ、新CEOが決定

by

Jean-Paul Leroy

掲載日
2015/07/28

　伊ラグジュアリー「エミリオ・プッチ（Emilio Pucci）」のCEOが決定した。抜擢されたマリオ・グリマルディ（Mauro Grimaldi）氏は、オートクチュール・ラグジュアリーブランド「エリー・サーブ（Elie Saab）」で、販売・マーケティング・コミュニケーション部門のヴァイス・プレジデントだった人物だ。

　同氏は「サルヴァトーレ・フェラガモ（Salvatore Ferragamo）」で2007年から2013年まで東欧・中欧マネージャーを経験したほか、2003年から2007年には「ヴァレンティノ（Valentino）」で小売・卸のEMEAマネーマネージャーも務めた。さらに、「ドルチェ＆ガッバーナ（Dolce & Gabanna）」や「トッズ（Tod’s）」にも。
 
　「エミリオ・プッチ」では、2014年3月に前任のアレッサンドラ・カッラ（Alessandra Carra）氏が「アニオナ（Agnona）」に移って以降、創業者の娘でイメージディレクターのラウドミア・プッチ（Laudomia Pucci）が臨時でCEOの職を兼任していた。

　クリエイティブ・ディレクターも最近一新されており、「ロベルト・カヴァリ（Roberto Cavalli）」へ移ったピーター・デュンダス（Peter Dundas）の後任には、「MSGM」創始者のマッシモ・ジョルジェッティ（Massimo Giorgetti）が就いた。今回の人事も、これに続く形だ。