2018/01/15
パリ メンズファッションウィークが開幕
2018/01/15
ロンドンとミラノが終了し、パリ ファッションウィークメンズ 2018-19年秋冬シーズンが1月16日~21日の期間開催される。メンズ・ウィメンズのショーを統合する動きもあり、規模はやや縮小したものの、それでも十分に充実したプログラムが予定されている。

55のランウェイショーが予定されており、「ヴァレンティノ(Valentino)」、「リック・オウエンス(Rick Owens)」、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」、「ディオール オム(Dior Homme)」、「エルメス(Hermès)」、「ランバン(Lanvin)」といった大手メゾンの名が連なるものの、「バレンシアガ(Balenciaga)」は不在となる。
先シーズンからすでにメンズ・ウィメンズのショー統合で欠席していた「ジバンシィ(Givenchy)」と同じく、「バレンシアガ」も来たるウィメンズのファッションウィークで一度にコレクションを披露する予定だ。しかし、今月には初となるメンズのプレコレクションを発表する。クリエイティブディレクターを務めるデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)自身のブランド「ヴェトモン(Vetements)」は、一方でランウェイへのカムバックを果たすが、当初の発表にあった公式日程ではなく、 "オフ"スケジュールでの参加となった。
他に注目を集めるのは、「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」の2016年6月以来となるメンズランウェイショーだろう。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がメゾンで手掛ける初のメンズコレクションという点でも話題だ。

公式スケジュールで新規参加となるのは4組で、さらに復帰するブランドも3組ある。「メゾン・マルジェラ」の他にも、「アクネ・ストゥディオズ(Acne Studios)」がランウェイショー形式に立ち戻り、先シーズンはフィレンツェの「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」参加で不在にしていた「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(Off-White c/o Virgil Abloh)もショーを行う。
今まではロンドンでコレクションを発表していたイギリスの「ダンヒル(Dunhill London)」も、パリに初参加する。「バーバリー(Burberry)」でメンズウェアのシニアヴァイスプレジデントを務めたマーク・ウェストン(Mark Weston)がデザインを手掛けている。
新規のうち3組は若手で、初日にデビューを飾る「パロモ・スペイン(Palomo Spain)」は、スペイン出身、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション卒のアレハンドロ・ゴメス・パロモ(Alejandro Gomez Palom)が立ち上げたブランドだ。フェミニンな要素のあるワードローブを提案している。
同じく初日には、ベルリンのデザイン集団が手掛ける「ゲーエムベーハー(GmbH)」もランウェイショーを開催。写真家のベンジャミン・アレクサンダー・フセビー(Benjamin Alexander Huseby)とデザイナーのセルハト・イシク(Serhat Isik)が中心となったブランドは、ストリートウェアやワークウェアを取り入れたスタイルが特徴だ。

パリ発の若手「ニウク(Nïuku)」は18日に『retro futur』と題したショーを披露する。レニー・ゲリエ(Lenny Guerrier)とカディアタ(Kadjahdjah)が2014年が立ち上げ、リサイクルとクリエイティビティを両立させた普遍的なウェアを追求している。
また、プレゼンテーションで公式スケジュールに加わるブランドは9組あり、フランスの「アルトゥール・アヴェラーノ(Arthur Avellano)」、カナダ出身デザイナーがパリを拠点に立ち上げた「ニコラス・アンドレアス・タラリス(Nicolas Andreas Taralis)」、そして日本からは「アンブッシュ(Ambush)」、「アンダーカバー(Undercover)」、「タカヒロミヤシタ ザ ソロイスト (Takahiromiyashita the Soloist)」の3組が参加。
さらに、ロサンゼルスでマイク・アミリ(Mike Amiri)が設立した「アミリ(Amiri)」や、「ディーゼル(Diesel)」創業者の息子、アンドレア・ロッソ(Andrea Rosso)の「マイヤー(Myar)」、そしてロンドン発の「ヤン・リー(Yang Li)」も。
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