2016/01/19
パリ・メンズファッションウィーク:若手と日本のデザイナーに注目
2016/01/19
1月20日~24日の日程で開かれるパリのメンズファッションウィークでは、計49ブランドが公式スケジュールでショーを行うほか、約15ブランドがプレゼンテーション形式で16-17年秋冬コレクションを披露する。

「ヴァレンティノ(Valentino)」、「リック・オウエンス(Rick Owens)」、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、「ヨウジヤマモト」、「ジバンシィ(Givenchy)」、「ケンゾー(Kenzo)」、「ディオール オム(Dior Homme)」、「エルメス(Hermès)」、「ランバン(Lanvin)」、「サンローラン(Saint Laurent)」などのメゾンは勿論、新進ブランドも名を連ねている。一方、フィレンツェのメンズ展示会ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)で特別ゲストに選ばれた「ジュン・ジー(Juun.J)」は、今シーズンは欠席となる。
昨年1月にショーを行ったテーラーブランド「チフォネリ(Cifonelli)」はプレゼンテーション形式での発表を予定している。また、都会的でスポーティーなスタイルでアメリカンセレブに人気の「フッドバイエアー(Hood by Air)」も、同じく前回6月に初めてパリでショーを披露したが、直前になり、今回はショーを行わない旨を発表、同じくプレゼンテーションに落ち着いた。「3.1 フィリップ・リム(3.1 Phillip Lim)」や「ユリウス(Julius)」も同様だという。
一方で、新規参加のブランドの話題にも事欠かない。2014年にローラ・ドー(Laura Do)とバスティアン・ローラン(Bastien Laurent)の2人が立ち上げた「AVOC」は、20日に初のショーを開催。インテリアデザインに強く結びついた、コンテンポラリーでユニークな洋服を提案する。
同日、この「AVOC」の次にショーを行う「OAMC(オーエーエムシー)」も、2012年に設立された新進ブランドだ。「シュプリーム(Supreme)」元ヘッドデザイナーのルーク・メイヤー(Luke Meier)と、「カーハート(Carhartt)」のマーケティングを担当していたアルノー・ファー(Arnaud Faeh)が手掛け、リラックスしたワードローブで世界中のセレクトショップから高い評価を集めている。

その他、ピーター・ストラテアス(Peter Strateas)とマリオ=ルカ・カルルッチ(Mario-Luca Carlucci)が立ち上げたオーストラリアのブランド「ストラテアス・カルルッチ(Strateas Carlucci)」も、昨年6月に引き続きパリでのショーを行う。
フランスの「エチュード・スタジオ(Etudes Studio)」やパリを拠点にしたデザインチームが手掛ける「アンドレア・クルーズ(Andrea Crews)」など、2014年6月から参加し続けているブランドや、「ウミット・ベナン(Umit Benan)」、「サカイ(Sacai)」のほか、2012年にピエール・マエオ(Pierre Mahéo)が創設した「オフィシン・ジェネラル(Officine Generale)」も。

そして今シーズン特に注目されているのが、日本ブランドの存在だ。10ブランド以上が参加予定で、「クリスチャン・ダダ(Christian Dada)」と「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」は初の公式スケジュール登場となった。
更に、アーティスティックディレクターのアルド・マリア・カミッロ(Aldo Maria Camillo)の退任を受け、先シーズンは不在となった「チェルッティ(Cerruti)」が復帰、新デザイナーのジェイソン・バスマジアン(Jason Basmajian)のクリエーションが22日に披露される。
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