2018/01/22
パリ メンズファッションウィーク:「バルマン」のヒロイックなショー ルスタン初のクチュールも発表予定
2018/01/22
オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)手掛ける「バルマン(Balmain)」メンズウェアコレクションはヒロイックなものだった。続いて、初のクチュールも発表予定だと明かしている。

ルスタンの提案するのは、まさしく大文字で記される「ファッション」だ。シャイで引っ込み思案な人々のための服ではないが、十分なアティチュードと容姿があれば、「バルマン」のコレクションのどんなルックも纏うことができるだろう。
ショーの幕を開けたのは、PVCのスキニーパンツとブーツを合わせたロッカースタイルで、それにリブのパイロットスーツ素材でできたコンパクトジャケットや、シルバーのチェーンメイルを使ったブルゾン、ジャーキン、ジャケットといったメタリックなアイテムが続く。
他にも、ほつれたパイピングを施したレダンゴトやトレンチ、メタリックモヘアのストライプセーター、「Fashion is a Revolution, not an Evolution」のメッセージが描かれたスパンコールトップなどが目を引いた。あちこちにロゴをあしらい、商業的にも成功しそうなホルスター風バッグも登場。クリエイティブでもセールスでも、あらゆる面でヒットの予感がするショーとなった。
同時に、新しい「バルマン・エピソード(Balmain Episode)」コレクションも発表され、ワイドベルトを合わせたサイドスリット入りのカクテルドレスにパイロットパーカをスタイリングしたルックなどが披露された。メンズもウィメンズも、シフォンやシースルーシルクなど、トランスパレントな素材を多用している。
オリヴィエ・ルスタンは、バックステージでクチュールコレクションについて問われると、「なぜクチュールかって?プライベートな顧客が、僕のクチュールを見たがっているからさ。ランウェイショーはしないけれど、15ルック程度を近しい人たちやエディターに見せるんだ。準備はできている」と話した。
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