掲載日
2017/01/19
2017/01/19
パリ ファッションウィークメンズ、「OAMC」
掲載日
2017/01/19
2017/01/19
「OAMC」のランウェイショーは、薄暗い照明の中で行われた。「イヴニングという最もフォーマルなワードローブと、逆にミリタリーの世界にインスパイアされた高機能ウェアとを追求してみたかった」と話すのは、クリエイティブディレクターのルーク・メイヤー(Luke Meier)だ。

「シュプリーム(Supreme)」でアルノー・ファー(Arnaud Faeh)と共にデザインを手掛がけていたメイヤーが、2013年に「OAMC」を立ち上げた。
ダークカラーの上質な生地を用いた絶妙なカットと落ち感で、全体として純なエレガンスを見せた今回のコレクションだが、同時に「OAMC」が提供するのは、スポーティーなテイストのワイドパンツやモヘアのソフトなニット、そしてメタリクなロングジレやルーズな首元のコンフォータブルなパーカといったアイテムだ。

パンツのプレス部分に白い縫い目を、レインパーカのポケットにはメタリックなジッパーをあしらったり、ジップアップにしたシャツに、開閉部にベルトをあしらったプルオーバーなど、クチュール風のディテールがそれぞれのアイテムにオリジナリティを添えていた。
「OAMC」はパリでデザインを、そしてミラノにあるアトリエで開発をしている。使用している素材の多くはイタリアと日本からのものだ。「僕のブランドは、特に今回のコレクションは、新しいラグジュアリーを体現していると思う」とデザイナー。
「ジル・サンダー(Jil Sander)」に就任するのではとの話もあるが、ルーク・メイヤー本人は「ただの噂だよ」と笑って明言を避けた。
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