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掲載日
2017/01/23
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パリ ファッションウィーク、ランウェイにカムバックした「チェルッティ」

掲載日
2017/01/23

 ボルサリーノにブラックレザーの手袋、肩にキャメルのコートを羽織り、ぴったりとしたダークスーツの下には首元をピンで留めたシャツを着こんだルックは、まるで往年の映画から抜け出してきたかのようなシルエットだった。

Cerruti 1881 - © PixelFormula


 「チェルッティ 1881(Cerruti 1881)」が見せたのは、常にノンシャランなエレガンスを持つ男性だ。フェルトハットの代わりにキャスケットを被り、何気ない様子でシンプルなセーターに袖を通す。あるいは、サスペンダーで留めたハイウェストのパンツや、グレンチェックのニット、あるいはブラックレザーのシャツなどを纏っている。
 
 2015年にジェイソン・バスマジアン(Jason Basmajian)をデザイナーに迎え、その後は1年間プレゼンテーション形式を続けていた「チェルッティ」だが、この度パリのメンズファッションウィークにて、ランウェイショーにカムバックすることになった。

 「今年はメゾン設立50周年でもあるし、来シーズンに向けてはメゾンのアーカイブを訪れたんだ。そこにデニムやサスペンダー、キャスケットといったカジュアルで若いアイテムをプラスした」とデザイナー。

Cerruti 1881 - © PixelFormula


 ブラック、グレー、ダークグリーン、バイオレット、ボルドー、ネイビーといった色使いを基調に、デニムのアイテムにもブラックや非常にダークなブルーといったカラーを選択。アストラカンのカラーがついたマキシ丈コートやシックなピーコートにはあえてインディゴ素材を用いる一方で、ジーンズにはクラシックなカットを採用した。
 
 また、イタリア・ピエモンテ州の街ビエラで生産された高級素材を用い、非常に洗練されたカッティングを実現しており、「ジャカードウールなど、素材の50パーセントは、『ラニフィーチョ・フラテッリ・チェルッティ(Lanificio Fratelli Cerruti)』 (自社のテキスタイル工場)で生産されたものだ」とジェイソン・バスマジアンは強調する。
 
 「チェルッティ」は2011年、香港の利豊(Li & Fung)グループ傘下のメンズウェア製造・小売業者トリニティ(Trinity)に買収されたものの、それ以降もテキスタイルメーカーとしての原点を常に意識し、強い繋がりを保ってきた。現在でも、ブランド専用の生地の生産は続いている。

Cerruti 1881 - © PixelFormula

 
 「『チェルッティ』を通じて、一つのライフスタイルを提供することを目標としている。ジーンズといった新しいカテゴリのアイテムにも枠を広げたワードローブを展開するが、やはりシックで洗練された要素は外せない」と当紙に語ったのは、利豊で「チェルッティ」を含めた複数の部署のトップを務めるサブリナ・フォン(Sabrina Fung)氏だ。
 
 「ブランドの事業を拡大するため、オムニチャネルに力を入れていくつもりだ。顧客により完成されたラグジュアリーな体験を届けたい」と締め括った。
 

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