AFP
2015/10/01
パリ・ファッションウィーク ハイライト:「メゾン・マルジェラ」のジャポニズム、モチーフに溢れた「ドリス・ヴァン・ノッテン」
AFP
2015/10/01
パリ・ファッションウィークの2日目は、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)による「メゾン ・マルジェラ(Maison Margiela)」のジャパンインスピレーションや、「ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)」のモチーフ溢れるコレクションが目を引いたほか、「ユニクロ」とカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)のコラボレーションの発表も話題になった。

ジョン・ガリアーノが就任して2シーズン目となる「メゾン・マルジェラ」のプレタポルテコレクションは、ブランドの「ブリコラージュ」(器用仕事)精神と、クチュールのエッセンスが見事に共存したものとなった。袖を破ったクリケットセーターの裾にセロハンフィルムをあしらったアイテムや、白いプリーツドレスやブラックコートにペンキ跡のようなプリントも。
メンズモデルも、ロングドレスや胸の大きく開いたトップスを纏って登場した。また、日本にインスピレーションを得たスタイルも見られ、着物風ジャケットや、帯締めのようなベルト使いが印象的だった。

ショーの最後にガリアーノが姿を見せることはなく、創始者マルタン・マルジェラが作った「匿名」の伝統を引き継ぐ形になった。
「ドリス・ヴァン・ノッテン」、モチーフに溢れたコレクション
弦楽四重奏をバックに、「ドリス・ヴァン・ノッテン」のショーは広大な格納庫で行われた。インダストリアルな会場とは対照を成していたのが、大胆な色使いとモチーフの溢れたコレクションだった。

様々なプリントやモチーフをミックスし、小物や、時には体にまで、至る所に柄が用いられていた。ストッキングやロンググローブなどのアイテムでは、タトゥーめいて肌に模様が貼りついたような効果も。
グレーのチェックのパンツが持つ堅い印象を、トレーンのようなピンクのヴェールをあしらうことで和らげたルック、かっちりしたテーラードジャケットにメタリックな素材のパンツといった取り合わせや、肌にぴったりと張り付いた薄手のトップスにサテンのビスチェというスタイリングなど、対比を楽しむスタイルが目立った。
「ユニクロ」の「カリーヌ・ロワトフェルド」コレクション
元ヴォーグ編集長のカリーヌ・ロワトフェルドが「ユニクロ」とコラボレーションしたコレクションには、シックでセクシーな彼女のスタイルを反映したアイテムが揃った。ペンシルスカートやフェイクファーのジャケット、レオパード柄のシルクシャツなど、全40型をラインナップ。
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