fashionsnap
2020/09/09
キム・ジョーンズが「フェンディ」ウィメンズのアーティスティック・ディレクターに就任 ディオールと兼任
fashionsnap
2020/09/09
「フェンディ(Fendi)」が、ウィメンズのオートクチュール、レディ・トゥ・ウェア、ファーのアーティスティックディレクターにキム・ジョーンズ(Kim Jones)が就任したことを発表した。

フェンディのウィメンズコレクションは、フェンディ家3代目のシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)とともにカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が長年ディレクションを担当。2019年2月にカール・ラガーフェルドが逝去し、以降はシルヴィア・フェンディがウィメンズコレクションを単独で率いてきた。キム・ジョーンズのメゾン参加後も、シルヴィア・フェンディは引き続きウィメンズのアクセサリーおよびメンズコレクションのアーティスティックディレクターを務める。なおキム・ジョーンズは、同LVMH傘下の「ディオール(Dior)」メンズアーティスティックディレクターを2018年から手掛けており、今後は2ブランドのディレクションを兼任する。
キム・ジョーンズによるフェンディのデビューシーズンは、2021-22年秋冬ウィメンズコレクション。2021年2月にミラノファッションウィークで発表される予定となっている。
キム・ジョーンズは、名門校セントラル・セント・マーチンズ芸術大学でメンズウェアの修士号を取得。2003年に自身の名前を冠したブランド「キム ジョーンズ」を立ち上げ、「アンブロ」「アレキサンダー・マックイーン」「ダンヒル」などでデザインを手掛けた。2011年から2018年1月までは「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」メンズ部門のアーティスティックディレクターとして活躍し、「クリストファー・ネメス」や「シュプリーム」「フラグメント」といった話題のコラボレーションを実現。現在ディレクションを手掛けている「ディオール」メンズにおいても、ショーン・ステューシー(Shawn Stussy)やカウズ(Kaws)と協業するなど、ラグジュアリーとストリートといった異なるジャンルの距離を縮め支持を広げてきた。これまでは主にメンズファッション界で活躍してきただけに、フェンディのウィメンズ部門でのディレクションに注目が集まる。
Copyright © 2023 Fashionsnap. All rights reserved.