パリ メンズ開幕、大手メゾンの新デザイナーが次々デビュー プレゼンテーションも多数

 パリ メンズファッションウィーク2019年春夏コレクションは、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」と「ディオール オム(Dior Homme)」をはじめ、多くの新アーティスティックディレクターがデビューを飾ることで注目を集める。また、パリに復帰する「ラフ・シモンズ(Raf Simons)」も見逃せない。

コレクションを見る
Louis Vuitton - Fall-Winter2018 - Menswear - Paris - © PixelFormula

  「ルイ・ヴィトン」でデビューを果たすのは、アメリカ人デザイナーのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)だ。「オズの魔法使い」をテーマにしたコレクションを披露するという。
 
 また、アブローは「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(Off-White c/o Virgil Abloh™)」のランウェイショーも控えており、村上隆との合同展覧会「Technicolor 2」のオープニングも抱えて忙しい。
 
 アブローの前任であるキム・ジョーンズ(Kim Jones)も、「ディオール オム」での初コレクションを旧証券取引所で披露する。関係者によれば、ジョーンズはショーの準備に掛かりっきりとのことで、最近のインスタグラムにも、深夜のクリスチャン・ディオール(Christian Dior)社のファサードと共に「Good night」との投稿が。ロイヤルウェディングでデヴィッド・ベッカム(David Beckham)」が着用していた衣装は、キム・ジョーンズが「ディオール オム」として手掛けたものだ。初のランウェイショーは、よりアヴァンギャルドになることを期待したい。

Raf Simons Fall/Winter 18 - Menswear - Photo: PixelFormula

 他に話題を集めるのは、ここ3シーズンほどニューヨークに発表の場を移していた「ラフ・シモンズ」だ。先日発表された「2018年CFDA賞」では、「カルバン・クライン(Calvin Klein)」クリエイティブディレクターとして2年連続でウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝いたラフ・シモンズ。今回の凱旋ランウェイにも期待が高まる。

 また、アブロー以外にもパリで二足の草鞋を履くデザイナーは存在する。「OAMC」のルーク・メイヤー(Luke Meier)もまた、自身のコレクション発表後には、妻のルーシー・メイヤー(Lucie Meier)と共に「ジル・サンダー(Jil Sander)」のランウェイを手掛ける。
 
 過去と比べても長い日程での開催となる今季のパリ メンズファッションウィークは、6月19日の夜、「コモンスウェーデン(CMMN SWDN)」のショーで幕を開ける。カニエ・ウエスト(Kanye West)のチームで働いていたセイフ・バキール(Saif Bakir)とエマ・エドルンド(Emma Hedlund)が立ち上げたブランドだ。取りを務めるのは「ケンゾー(Kenzo)」だが、その後にはマルセイユで「ジャクムス(Jacquemus)」の初メンズウェアコレクションも披露される。

CMMN SWDN - Fall/ Winter 17 - Menswear - Photo: CMMN SWDN

 数年前、ミラノとパリのメンズ期間には同数のブランドが参加していたが、今やパリに参加するブランドの数はミラノの倍となっている。15ヵ国以上から50ものコレクションがランウェイで発表されるほか、数えきれないほどのプレゼンテーションも開催予定だ。
 
 キム・ジョーンズ直々に「ディオール オム」アクセサリーデザイナーに選ばれたYoonによる「アンブッシュ(Ambush)」のほか、キコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov )がデザインする「マッキントッシュ(Mackintosh)」プレミアムライン「Mackintosh 0003」のフューチャリスティックなコレクションにも注目が集まる。
 
 「べルッティ(Berluti)」や「ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)」といった有名どころの不在も目立つが、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」、「コム  デ ギャルソン(Comme des Garcons)」、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)による「メゾン・マルジェラ(Maison Margiela)」、「リック・オウエンス(Rick Owens)」といったモードの巨匠から、「トム・ブラウン(Thom Browne)」や「エルメス(Hermès)」といったクラシックなブランドまで、いつも通りの面々が名を連ねている。他の都市では、メンズ期間がプレコレクションに浸食されつつあるが、パリのメンズファッションにおける役割は揺らいでいないことがわかるだろう。

 

不許複製・禁無断転載
© 2018 FashionNetwork.com

ファッション - ウェアファッション - アクセサリー・雑貨ラグジュアリー - ウェアラグジュアリー - アクセサリー・雑貨ファッションショー
新規登録