×
237
求人
ADIDAS
Manager, Human Resources Business Partnering
正社員 · TOKYO
QVC
sr IT Project Manager
正社員 · CHIBA
QVC
Program Planner / プランニング&プログラミング部門 番組編成 プログラムプランナー
正社員 · CHIBA
ADIDAS
Manager Key Account (Lifestyle)
正社員 · TOKYO
CROCS
Marketplace Specialist, E-Commerce
正社員 ·
ADIDAS
Manager Assortment Planning, Concept to Consumer, Brand Adidas
正社員 · TOKYO
NEWELL
Sales Representative - Aprica
正社員 · OSAKA
NEWELL
Senior Manager, Ecommerce
正社員 · MINATO CITY
L'OREAL GROUP
Japan Group Product Manager (Ldb, la Roche-Posay)
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
Japan D2C Ecommerce & Digital Services Project Manager (Shu Uemura International)
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
Japan Trade Marketing Project Manager (Luxe)
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
Japan Product Manager (Luxe, Ysl)
正社員 · Tokyo
ESTÉE LAUDER
Demand & Execution Planning Senior Manager
正社員 · Chiyoda City
L'OREAL GROUP
Japan Purchasing Excellence Mgr/ Lead (Indirect Purchasing)
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
Japan Brand Contents Manager (Shu Uemura International)
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
Area Customer Manager (sp/Variety) (Takami)
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
Japan Privacy & Legal Counsel
正社員 · Tokyo
L'OREAL GROUP
E-Business Manager / Specialist (Takami)
正社員 · Tokyo
QVC
sr Total Rewards Partner (jp)
正社員 · CHIBA
L'OREAL
CRM
正社員 · 東京都
L'OREAL
コーポレート
正社員 · 東京都
L'OREAL
トレーナー
正社員 · 東京都
掲載日
2020/01/16
シェアする
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
印刷
テキストサイズ
aA+ aA-

パリ メンズ:"マハラジャ"に着想を得たレッドカーペットルック

掲載日
2020/01/16

  オスカーのレッドカーペットに相応しい装いを見つけるのは難しいものだが、今シーズンの「ジバンシィ(Givenchy)」はまさに銀幕のスターにぴったりのコレクションを披露した。フィナーレも目を見張るものだった。

Givenchy - Fall-Winter2020 - Menswear - Paris - © PixelFormula


  オックスフォード大学で学び、1930年代のヨーロッパでコスモポリタンな生活を送ったインドのインドールのマハラジャにインスパイアされたルックは、どれも非常に洒脱な仕上がりだ。ル・コルビュジエ、ルルマン、ブランクーシ、アイリーン・グレイなどに声を掛け、モダン建築の粋を結集した邸宅「Manik Bagh」を建設した彼は、「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」や「ショーメ(Chaumet)」に命じて第一婦人であるMaharani Sanyogitaのためのジュエリーを作らせた。また、ブーテ・ド・モンヴェルによる肖像画や、マン・レイのポートレイトにも収まっている。

 こうした煌びやかなマハラジャの生活を西洋風に昇華した「ジバンシィ」の2020年秋冬コレクション 。レッドのトリムを施したクレープ地のブラックジャケットとビッグカラーのシャツをスタイリングしたルックや、美しいドレープを描くホワイトのジレなどが目を引いた。ボトムには、グログランのカマーバンドをドッキングしたハイウエストのタキシードパンツを合わせている。しかし中でも素晴らしかったのは、様々なビーズをあしらったダブルのイブニングコートだ。インドのマハラジャの贅をパリのクチュールに昇華し、この時期のハリウッドにうってつけの装いとなった。

 ジャケットには大ぶりの安全ピンやメダイヨンをあしらい、足元にはスクエアトゥのウエスタンブーツ、頭にはテンガロンハットを合わせていた。シャープのブラックのスーツとツイードのタウンコートには、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)」の精密なカッティングが冴える。会場となったのはジョルジュ・サンク通りにある「ジバンシィ」のサロンで、かつてのマハラジャのパリの邸宅からもほど近い。

Givenchy - Fall-Winter2020 - Menswear - Paris - © PixelFormula


 最初の妻の死後はアメリカへ渡り、ロサンゼルスで過ごした。映画『平原児』のセットでゲイリー・クーパーと撮った写真も残っている。

 「インドールのマハラジャは、様々な文化を体験し、非常にダイナミックな人生を送ってきた人物。今日の生き方にも通じるところがあるわ。彼の豪奢な生活が、クチュールのフィナーレに繋がるの」とワイト・ケラーは説明してくれた。パリの装飾美術館で開かれたマハラジャに関する展覧会にインスパイアされたという。

 Raga Mishra Bhairaviやシタールの奏でるアーティなポップに始まり、エンディングはシャルロット・ゲンスブールのロックアレンジとサウンドトラックもムードにマッチしていた。

 「華々しい王族の生活から世界を放浪することになった彼の人生はとても面白い。ロサンゼルス出身の女性に出会って、そこからパリに移り住んだ。マン・レイは彼のポートレートを撮ったわ。西欧風の生活をするようになったけれど、以前の生活の美しさを捨てたわけではなかったの。インド流のものの見方でヨーロッパのテーラードをカスタマイズして、自分の持っている素晴らしいジュエリーと組み合わせたのよ」とワイト・ケラー。来週には「ジバンシィ」でオートクチュールのショーを控えている。

 

不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com