by
Bruno Joly

Bruno Joly
掲載日
2016/01/21
2016/01/21
新生「パコ・ラバンヌ」、パリのカンボン通りに路面店オープン
by
Bruno Joly

Bruno Joly
掲載日
2016/01/21
2016/01/21
「パコ・ラバンヌ(Paco Rabanne)」は1月20日、パリのカンボン通りに、復活後初めてのショップをオープンした。60平方メートルの店舗は、2013年からアーティスティックディレクターを務めているジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)が監修し、ベルギー人建築家のKersten GeersとDavid Van Severenが手掛けたたもの。

アルミニウム張りの「システム(Système)」と、建築家アドルフ・ロース(Adolf Loos)の機能主義にインスパイアされた「トランジションスペース(Loos)」の2つで構成されている。「システム」の空間は可動式の壁で仕切られていて、アルミパンチングでできたシェルフが、レザーを敷き詰めたフロアとの対比で浮かび上がる作りだ。創業者パコ・ラバンヌの実験的な精神を感じさせる、コージーな空間となった。

その他、ロサンゼルスとロンドンにも出店する予定があるほか、ブランドはマルチチャネル戦略で拡大を図っていくという。2014年からジェネラルディレクターを 務めているアヌーク・デュラントー=ローペ(Anouck Duranteau-Loeper)は、LVMHで、「セリーヌ(Céline)」など様々なブランドに関わっていた人物。
同時に、新しいウェブサイトもスタートし、ヨーロッパ向けのECプラットフォームを整える。また、北アメリカでは「バーニーズ(Barneys)」と提携し、その他の国に対しても「ファーフェッチ(Farfetch)」をパートナーに展開していく予定だ。
不許複製・禁無断転載
© 2023 FashionNetwork.com