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掲載日
2020/02/26
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パリFW:「ケンゾー」、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタのデビューコレクションはフローラルなノマド

掲載日
2020/02/26

 「ケンゾー(Kenzo)」では、新クリエイティブディレクター、フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ(Felipe Oliveira Baptista)がデビューコレクションを披露した。

Kenzo - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


 メゾンのDNAから、アイコニックな虎のモチーフとボールドカラーのアブストラクトモチーフを取り入れたオリヴェイラ・バティスタ。包み込むようなフォルムなど、ボリュームにもこだわりを見せた。
 
 世界の旅、というテーマは、創業者である高田賢三が船でパリに渡ったエピソードを思い出させる。頭にはスカーフやキャップ、フードを纏い、雨風に備えているようなルックが印象的だった。

 さらに、母国ポルトガルのアゾレス諸島での幼少期や、モザンビークでパラシュートジャンプをしていた両親の思い出などからもインスピレーションを得ている。確かに、パラシュート素材は多用されており、フローラル柄やポップアート風カモフラージュのパーカやコートが目を引いた。

Kenzo - Fall-Winter2020 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


 しかし、何と言ってもコレクションのハイライトは、虎と抽象モチーフがミックスされたプリントのロングチュニックやジャラバだろう。2018年に亡くなったリスボン出身のアーティスト、Júlio Arturによる作品から取ったものだという。
 
 ノマドな旅人スタイルは、後半になると都会のミリタリーへと進化する。レザーのトレンチやハイネックのロングコートには、カートリッジベルトやファニーパックといった小物を合わせた。以前のスウェット中心のコレクションから考えると、オリヴェイラ・バティスタはより完成されたファッションとワードローブを提案している印象だ。

 しかし一方で、セットの完成度はあまり高くないようだ。温室のように透明なチューブ状のテントを使った会場の中では、太陽が照ると光を反射して服がよく見えなくなってしまった。ちなみに、Bureau Betakがプロデュースしたこのチューブテントは、今後もポップアップストアなど別のイベントに再利用される予定で、CO2排出量を削減するエコな取り組みを行っているという。
 

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