2020/03/04
パリFW:「ルイ・ヴィトン」、時間の奏でる音楽
2020/03/04
「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」が披露したパワフルなコレクションは、4大ファッションウィークの締めくくりに相応しい、華やかで影響力のあるものとなった。

オープニングで文字通り幕が上がると、200人ものオペラ歌手が歴史上の人物になぞらえた格好で登場し、6列に並んだ様子はさながらフレスコ画のようだった。歌手が纏うコスチュームは、アカデミー賞常連の衣装デザイナー、ミレーナ・カノネロ(Milena Canonero)が手掛けたものだ。それぞれが立ち上がっては歌い、役を演じた。
コレクションは、クレバーな伝統衣装と、アバンギャルドなモダニズムを行き来したものに仕上がっていた。スペイン風のラッフルスカートはスキージャケットと合わせていたが、特にメタリックレザーで仕立てたブルゾンとスカートの組み合わせは素晴らしかった。前半のルックの足元には、フューチャリスティックなロカビリーブーツをスタイリング。

「時間というのはファッションの基本だ。色々な時代を、僕らの時代に照らし合わせてみたかった。それぞれの時代は、歴史的な衣装に身を包んだ人物に象徴されている」とクリエイティブディレクターの二コラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)。
マニッシュなピンストライプのシガレットパンツや、エドワード朝風ダンディスタイルのウェストコート、テーラードの要素も入ったロッカー風ジャケットなど、アンドロジナスなアイテムも目立つ。シルバーのジャカードには近未来を思わせるテッキーなエフェクトを混ぜた。
商業的に成功しそうな小物類も充実していて、「LVアークライト(LV Archlight)からゴールドのクラッチ、ムーンブーツに「LV」ロゴを施したシューズなども登場した。このブーツにパラシュートパンツを合わせたルックは、今のムードを反映している。
フィナーレにはマタドールジャケットを提案。ルーブル美術館のクール・カレに設置された黒一色のセットに、スポットライトが煌めいた。

「時間というのはファッションの基本だ。色々な時代を、僕らの時代に照らし合わせてみたかった。それぞれの時代は、歴史的な衣装に身を包んだ人物に象徴されている」とクリエイティブディレクターの二コラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)。
マニッシュなピンストライプのシガレットパンツや、エドワード朝風ダンディスタイルのウェストコート、テーラードの要素も入ったロッカー風ジャケットなど、アンドロジナスなアイテムも目立つ。シルバーのジャカードには近未来を思わせるテッキーなエフェクトを混ぜた。
商業的に成功しそうな小物類も充実していて、「LVアークライト(LV Archlight)からゴールドのクラッチ、ムーンブーツに「LV」ロゴを施したシューズなども登場した。このブーツにパラシュートパンツを合わせたルックは、今のムードを反映している。
フィナーレにはマタドールジャケットを提案。ルーブル美術館のクール・カレに設置された黒一色のセットに、スポットライトが煌めいた。
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