赤毛がトレードマークの名物エディター／スタイリスト、グレース・コディントン（Grace Coddington）が、30年務めた米ヴォーグ誌のクリエイティブディレクター職を引退した。

 　ファッション業界を大きく揺るがすニュースとなったが、ヴォーグによると、彼女の後任は考えていないという。
 
　74歳のグレース・コディントンは、ヴォーグの名物編集長アナ・ウィンター（Anna Wintour）の右腕とも称され、ファッション業界でも彼女に次ぐ影響力を持つ人物と言われている。2009年に公開されたドキュメンタリー映画「ファッションが教えてくれること（The September Issue）」によって、一般にも広く名前が知られるようになった。