2018/06/13
第94回ピッティ: アウトドア集結の「I Go Out」ゾーンが盛況
2018/06/13
イタリア・フィレンツェで開催中のメンズファッション展示会「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」。アウトドアをテーマにした新設コーナー「I Go Out」が人気を博している。ある出展者は、「今日は有名店のバイヤーがたくさん訪れた」と話した。

アウトドアに独自の視点をプラスした同スペースでは、特にエコロジーが強く打ち出されている。Andrea Caputo Studioが手掛けた内装も自然を意識していて、巨大な森の写真はもちろん、本物の植物をブースの周りに並べたり、什器も木製のものを使うなどしてグリーンなムードを演出。フレッシュなフルーツを並べたエコな軽食コーナーまで用意されている。
20年前にクリス・アンダーソン(Chris Anderson)が立ち上げたリサイクル素材のサンダルブランド「Nomadic State of Mind」も出展していたが、「驚きましたよ。涼しげで、インテリアもよく出来ている。素晴らしい!それに、ブランドの世界観にもぴったりだ」と担当者は語る。

また、イタリア発の「24Bottles」は、プラスチックによる海洋汚染に対策を講じるべくスタイリッシュな金属製ボトルを提案する。アパレルブランドも多く出展するなか、イギリスからは「クリストファー・レイバーン(Chistopher Raeburn)」も参加。各ブランドが捻りの効いたエコロジカルなアプローチを披露している。
「アウトドアに対する横断的な提案になる。スポーツよりもファッション性に比重を置いたアウトドアだ」と主催団体ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)のアゴスティーノ・ポレット(Agostino Poletto)代表。
他にも、「ウールリッチ アウトドア(Woolrich Outdoor)」や「ホカオネオネ(Hoka One One)」、そして「South 2 West 8」を始めとした日本のブランドも多数出展している。
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