2018/10/11
第95回「ピッティ・ウオモ」のゲストは「ワイプロジェクト」に決定
2018/10/11
イタリア・フィレンツェで来年1月に開催されるメンズ展示会、第95回「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」のゲストに、グレン・マーティンス(Glenn Martins)手掛けるパリ発のブランド「ワイプロジェクト(Y/Project)」が選ばれた。

先日パリで行われた「ワイプロジェクト」のウィメンズランウェイショーでは、ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)のLepo Cianchiコミュニケーションディレクターが「ファッションの世界を見渡してみても、これほど面白いものは中々ない」と話していた。次回のメンズコレクションに関しては、来年1月9日か10日にフィレンツェで発表されることになるはずで、つまりパリ メンズは「ワイプロジェクト」不在となるだろう。
ベルギー出身のグレン・マーティンスは、昨年Andamでグランプリを受賞しが、元々はブリュージュにある建築学科で内装デザインを学んでいた。その後アントワープ王立芸術学院で学位を修め、ファッションの世界に乗り出して以来新しいワードローブを提案している。
「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」などで経験を積んだ後、2013年に創業者Yohan Serfatyが死去したことで「ワイプロジェクト」を任されることとなった。2010年にメンズブランドとしてスタートしたが、マーティンスの手で新しい息を吹き込まれている。
建築的で構築的、解体したり裏返したり、多機能なデザインがマーティンスの特徴だ。コンフォートで何通りもの着方ができる衣服は、現代において「装う」ということの意味を問いかけている。
ストリートウェアとクチュールとを混ぜ合わせた折衷的なコレクションで、現在「ワイプロジェクト」は世界中に150店舗の卸先を抱えている。会社は投資科のGilles Elaloufが経営しており、年間売上高は約700万ユーロ(約9億900万円)。
(2018年10月11日現在、1ユーロ=130円で換算)
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