2018/11/13
「オフ-ホワイト」が出店を加速
2018/11/13
今年3月には「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のメンズデザイナーに就任したことで益々注目を浴びるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)だが、自身のブランドの拡大にも余念がない。「オフ-ホワイト c/o ヴァージル・アブロー(Off-White c/o Virgil Abloh)」は精力的に出店を加速している。
数日前には、ドバイの巨大ショッピングセンター「ドバイモール(The Dubai Mall)」に中東初の店舗を開設したばかりだ。また、中国の西安市に出店したことも公式インスタグラムで明かしている。さらに、9月末にはタイ・バンコクのモール「サイアム・パラゴン(Siam Paragon)」、8月にはフィリピン・マニラとアジアで次々に店舗網を拡大。
先週パリで開催された「ヴォーグ・ファッションフェスティバル(Vogue Fashion Festival)」では、来年の目標を40店舗と語ったアブロー。現在ウェブサイトには36店舗が表記されているが、そのうちの多くが百貨店内のショップインショップだ。日本国内では、2016年南青山に旗艦店を開設。今年2月にはドーバーストリートマーケット ギンザ内に2店舗目を出店している。
2012年に設立された「オフ-ホワイト」。2014年の売上高は260万ユーロ(約3億3400万円)だったが、そこから3年間で業績は大きく跳ね上がり、2017年には売上高が前年比75%増の5650万ユーロ(約72億6300万円)を記録した。
現在、イタリアのNew Guards Groupがブランドの株式53%を保有している。同社はミラノを拠点とし、「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(Marcelo Burlon County of Milan)」、「パーム・エンジェルス(Palm Angels)」、「ヘロン・プレストン(Heron Preston)」などを傘下に収める。
(2018年11月13日現在、1ユーロ=129円で換算)
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