AFP
2019/12/11
「ザラ」のインディテックスグループ、第3四半期は売上好調で増益
AFP
2019/12/11
「ザラ(Zara)」などを展開するインディテックス(Inditex)グループが発表した2019年第3四半期決算は、展開する8ブランドの売上が好調で、純利益が14%増となった。
純利益は11億7000万ユーロ(約1409億1100万円)で、ファクトセットのアナリスト予想平均とほぼ並ぶ結果だった。新しい会計基準の導入も影響したが、それを除くと12%の増益となっている。
通期予想に関しては据え置き、4〜6%の増収を見込む。
第3四半期累計期間(2-10月)としては、純利益は12%増の27億ユーロ(約 円)を計上しており、前年同期4%増と比べると大幅に加速した。
売上高は7.5%増の198億ユーロ(約2兆3800億円)。前年同期は3%の増収にとどまっていた。
「コレクション全体に良い反応があったこと、そして実店舗およびECのオーガニックグロースが増収につながった」とグループ側。しかし、EC事業の具体的な成長率は公表しなかった。
年度始めの2月から41カ国に新店舗を開設しており、現在グループは世界96カ国に計7486店舗を展開していることになる。うち2139店舗が「ザラ」のショップだ。
グループの方針としては、大都市の大型店舗に引き続き注力しつつ、実店舗とECとの連携向上を目指すという。
「ザラ」は南アフリカ、ウクライナ、フィリピン、コロンビアにもECプラットフォームを開設した。
インディテックスはスペインの本社横に6万3000平米の新施設も建設しており、ECのための撮影スタジオも備える予定だ。オンラインでの注文に対応するロジスティクスプラットフォームも新たにオランダで2020年から開業するという。
(2019年12月11日現在、1ユーロ=120円で換算)
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