Reuters
2020/02/20
「ヴィクトリアズ・シークレット」過半数株売却、米投資会社が取得で非公開会社に
Reuters
2020/02/20
Lブランズ(L Brands)傘下のランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)」の支配株を、米投資会社Sycamore Partnersが取得する。企業価値評価は11億ドル(約1232億9100万円)。Lブランスは「Bath & Body Works」ブランドに注力するという。
また、Lブランズはレスリー・ウェクスナー(Leslie Wexner)CEOが役職を退くことも発表した。取引完了後は、名誉会長職に就くという。
Sycamore Partnersは「ヴィクトリアズ・シークレット」の株式55%を取得し、非公開企業として運営する。残りの45%は引き続きLブランドが保有する予定だ。
Lブランズのレスリー・ウェクスナーCEOは、「2019年度の連結営業利益の過半数は『Bath & Body Works』のもので、新しい体制になれば、同ブランドが継続して大きな成長を達成し、然るべき評価を受けることができるだろう。また、今回の取引は会社の債務削減にも貢献する」とコメントしている。
「『ヴィクトリアズ・シークレット ランジェリー』、『ヴィクトリアズ・シークレット ビューティー』、そして『ピンク』を非公開会社として切り離すことは、絶頂期の収益性と成長を取り戻す最良の道だと考えている」。
Sycamore PartnersのStefan Kaluznyマネージングディレクターも、「『ヴィクトリアズ・シークレット』の成長を促進し、収益性を改善できる機会は十分にあると信じている。こうした目的に向けて、経営陣と協力していけることを嬉しく思う」と述べた。
(2020年2月20日現在、1米ドル=112円で換算)
© Thomson Reuters 2024 All rights reserved.