fashionsnap
2018/11/04
「ヴィヴィアン・ウエストウッド」消費社会に警鐘鳴らす展覧会を原宿で開催
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2018/11/04
「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」による展覧会「Get A Life!」が、ラフォーレミュージアム原宿で11月2日から開催される。デザイナーでアクティビストでもあるヴィヴィアン・ウエストウッドがこれまで発信してきた社会的なメッセージにフォーカスし、約50体のコレクションピースをデザイナー自身が手掛けたグラフィックとともに展示する。
ウエストウッドは長年にわたり、気候変動や過剰消費が環境に与える深刻な影響を訴え続けており、ランウェイショーでも同様のテーマを掲げコレクションを発表してきた。
エントランスでは消費社会において文化の重要性を訴えた「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド・ レーベル」2007年春夏シーズンのランウェイショーの背景とデザイナーによる手描きのグラフィックを展示。会場内では、「一人ひとりが世の中全体を映し出す小さな鏡だ」というメッセージを発信したレッド・レーベルの2016年春夏コレクション、ペルーのアシャニンカ部族からインスピレーションを受けて作り上げたゴールド・ レーベルの2014-15年秋冬コレクションといった過去のアーカイブから、今年パリで発表された「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」の2018-19年秋冬コレクションなど最新のピースが並んでいる。また、国際環境NGOグリーンピースとの共同キャンペーン"Save The Arctic"のポートレイトがスクリーンに映る部屋が併設されているほか、会場の真ん中に設置された木のインスタレーション通じて国際貿易センターとともにプロデュースした「Ethical Fashion Africa Project」のアクセサリーコレクションを展示。会場の奥には同プロジェクトに携わるデザイナーの様子を捉えたムービーを上映している。
このほか、エントランス前ではブックカバー(1万5,120円)やエコバッグ(9,720円)、ショール(3万1,320円)などの限定アイテムを販売。また、東京モード学園と文化服装学院の生徒たちがペットボトルや古着などの素材を用いて制作したボックスで不要衣類を回収するプロジェクトや、来場者が持参した使用済みのペットボトルのキャップを用いてデザイナー自身が描いたアートワーク「+5℃ Map」を完成させる参加型プロジェクトも行われる。同展は入場無料で、11月18日まで開催される。
■Vivienne Westwood - Get A Life!
会期:2018年11月2日(金)〜11月18日(日)
場所:ラフォーレミュージアム原宿 6階
入場無料
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