fashionsnap
2016/08/21
「華やかじゃなきゃファッションじゃない」デザイナー高田賢三とセブン&アイのコラボ初披露
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2016/08/21
セブン&アイ・ホールディングスが8月18日、世界的ファッションデザイナー高田賢三をゲストデザイナーに迎えたカプセルコレクション「セットプルミエ バイ ケンゾータカダ(Sept Premières by Kenzo Takada)」を初披露した。そごう・西武とイトーヨーカドーのプライベートブランド「セットプルミエ(Sept Premieres)」の新作として、19日から店頭販売を開始。会見の後のパーティーでは「華やかじゃなきゃ、ファッションじゃない」をテーマに展開されるテレビCMに楽曲を提供した小室哲哉がライブパフォーマンスを行った。
高田賢三は、パリでデビューした1970年代から西武と縁があったことから、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)に続く「セットプルミエ」のゲストデザイナーとしてオファーを受けた。約15年ぶりに高田が日本女性に向けてデザインを手がけた「Sept Premières by Kenzo Takada」は、上質な日常着をベースに、1年限定で展開予定。30〜40代の女性をメインターゲットに、ウエアから雑貨までファーストコレクションは95型で構成され、そごう・西武とイトーヨーカドーの2社合計35店舗で販売される。価格帯は800円〜39,000円で、年間売上目標は10億円。
「良質なものを幅広い人に」というコンセプトに共感したという高田は、メインモチーフに「一番好きな花」だという芍薬を使用。フェミニンとマスキュリンのコントラストを意識し「エレガントで楽しく」という思いを込めたという。そごう・西武の松本隆 代表取締役社長は「ファッションを楽しみたいという幅広い方々に提供するためには限られた人しか買えない物ではいけない」という考えで、上質ながらデイリーに着られる手頃な価格に設定。シンプルな"ノームコア"などのトレンドが続いたこともあり「慎重になっている」と捉えるファッション界に対し、小売業として「一石を投じたい」という思いから、「高田賢三さんの花柄が大きなインパクトになれば」と期待を込めた。
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