2019/05/20
「ジャクムス」、ブランド10周年を南仏で メンズ・ウィメンズ混合のランウェイ発表
2019/05/20
「ジャクムス(Jacquemus)」がブランド10周年を南仏プロバンスで祝う。2009年にシモン・ポルト・ジャクムス(Simon Porte Jacquemus)が立ち上げた「ジャクムス」は、この10年で大きな成功を収め、2017年には売上高750万ユーロ(約9億2100万円)を計上。最近はさらに成長を加速させ、今年度は2400万ユーロ(約29億4700万円)近くを記録する見込みだ。10周年のアニバーサリーを記念して、6月24日にメンズ・ウィメンズ混合のランウェイショーを行う。
ウィメンズウェアブランドとしてスタートした「ジャクムス」は、デザイナーのルーツを反映し南仏にインスピレーションを受けたワードローブを提案している。メンズラインのローンチにあたっては、昨年6月にマルセイユでコレクションを発表した。それ以前にも、マルセイユではMaison Méditerranéenne des Métiers de la Mode(MMMM)に招かれて2度の個展も開いた。
最近ではサン・マルタン運河沿いの本社をパリ8区の邸宅跡へと移転した「ジャクムス」。オンライン・実店舗含め世界250店舗で販売されており、公式ECも好調だという。
また、バッグやハットといった小物は特に好調で売上をけん引しており、今では売上構成比3分の1近くを占めるまでになった。巨大なブリムのストローハットはもちろん、マイクロミニバッグ「Chiquito」も大きな話題を呼んでいる。先月は、「カスピア(Kaspia)」と協業し、パリ・ギャラリーラファイエット百貨店シャンゼリゼ店内に初めてのカフェ「Citron」もオープンしたばかりだ。今後同施設の3階に新しいレストラン「Oursin」も開設予定。
(2019年5月20日現在、1ユーロ=123円で換算)
不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com