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AFP
掲載日
2018/10/02
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「セリーヌ」、ファイロ派vsスリマン派の戦争勃発か

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AFP
掲載日
2018/10/02

 エディ・スリマン(Hedi Slimane)の「セリーヌ(Celine)」デビューコレクションは、やはり多くの論争を巻き起こしている。

Celine - Spring-Summer2019 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


  今シーズンのパリで一番注目されていたショーが終わると、SNSはファイロ派 "Philophiles"とスリマン派"Slimaniacs"による議論で溢れ、軽い戦争状態となった。
 
 前者は、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が「セリーヌ」で築き上げた功績を無に帰し、フェミニスト的なアプローチを捨てて軽薄なティーン向けの「下着が見えるようなカクテルドレス」へメゾンを退化させたと糾弾している。

 例えば、米『GQ』誌のルー・ストッパード(Lou Stoppard)は、「『セリーヌ』は本当にひどかった。自分の品位を損なわないものを着たいと思っているただそれだけの女性に対して、大きなブーイングをしたようなもの」と綴った。
 
 確かに、スリマンがフィービー・ファイロの成し遂げた功績を全くなかったかのように更地にしてしまった事実は、彼のファンたちも認めるところだ。
 
 エディ・スリマンの "焦土作戦"的なアプローチは徹底していて、彼は自身のデビューとなるショーを「Celine 01」と名付けた。まるで就任以前の70年間、ブランドが存在していなかったかのようだ。さらに、「セリーヌ」の公式インスタグラムアカウントからはファイロのコレクション画像が全て削除されている。

Celine - Spring-Summer2019 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


「スリマンはファッション界のトランプなのか?」
 
 「#Metoo」運動が一周年を迎えようという今、優れた女性デザイナーの功績を葬り去ってしまうのはタイミングとしていかがなものか。
 
 米『ハリウッドリポーター』紙は、「エディ・スリマンはファッション界のドナルド・トランプなのか?」と問うた。
 
 「ファイロは、女性の力とセクシュアリティを同一視しないことで有名だった」と書いたのは『ガーディアン』だ。
 
 『ファイナンシャル・タイムズ』誌のジョー・エリソン(Jo Ellison)も、「セリーヌ」を8億ユーロ規模のブランドに育てたファイロの10年間を前に、スリマンの横暴ぶりを批判している。
 
 「延々と嘆くつもりはないが、かつては女性に自信を与えるシックな洋服を提供していたラインウェイが、今や17歳の少女が街を歩くのに着るバレエドレスまがいで溢れているなんて」と手厳しい。
 
 「ディオール(Dior)」や「サンローラン(Saint Laurent)」で大成功を収めた後、ロサンゼルスに隠遁していたスリマンだが、その間にすっかり時代に取り残されてしまったのだとエリソンは指摘する。
 
 「『セリーヌ』のショーは、ゼラチンで固められた世界を称賛しているようにも見える。やせ細ったティーン、それに白人ばかりの世界。私たちはもう少し前進していたと思っていたのだが」と同氏。

Celine - Spring-Summer2019 - Womenswear - Paris - © PixelFormula


ピンヒールを心臓に
 
 『ニューヨークタイムズ』のヴァネッサ・フリードマン(Vanessa Friedman)も率直だ。
 
 「2年前にスリマン氏がファッション(と『サンローラン』)を去ってから、世界はすっかり変わった。当時とは女性たちも違う。女性は前進したが、彼は変わっていない」。
 
 そしてフリードマン氏は、ピンヒールを心臓に突き刺す。
 
 「『セリーヌ』は、スマートで成熟し、野心的でありながらエレガントに几帳面である女性とは何か、それを見せてくれた。スリマンの就任と共にそんな時代が終わってしまうと危惧していた人たち……あなた方は正しかった」。
 
 『ビジネスオブファッション』のティム・バンクス(Tim Banks)は、「スリマンの時流を読む感覚は鈍ってしまった。しかし、スリマンのファンはブランドの栄光を知らないまま、隊列を組んで『セリーヌ』の店舗へと押し寄せるだろう」と記している。
 
 『ファッショニスタ』のタイラー・マッコール(Tyler McCall)はスリマンのことを「One trick pony(一つの芸しかできない子馬)」と呼んだ。
 
 また、著名ブロガーのジュリー・ゼルボ(Julie Zerbo)もそれに続き、「エディは(『ディオール』でも)エディ(『サンローラン』でも)エディ(『セリーヌ』でも)エディ」とツイートしている。
 
 このように大手メディアの多くが批判的な意見を寄せているが、『ウォールストリートジャーナル』のクリスティーナ・ビンクリー(Christina Binkley)はスリマン批判に警鐘を鳴らす。
 
 「スリマンが『サンローラン』でデビューした時も皆が批判した」が、親会社のLVMHは「どれだけの売上が見込めるかわかっている」と同氏。さらに、ファイロも就任当時は以前にメゾンにあったものを一掃したと説明する。
 
 アメリカ人のファッション批評家マイケル・ストリート(Mikelle Street)も同意し、スリマンを批判する人々は「ブランドからブランドへ、彼を追いかけて渡り歩く消費者がいることを理解していない。彼は何だって好きなことができる」と述べた。
 
 スリマンが送り出す最新のクリエーションを手ぐすね引いて待ち構えているファンたちは、一斉に擁護に乗り出している。
 
 しかし、「セリーヌ」のブランド公式アカウントにはメゾンのファンの怒りや困惑の声が溢れており、中でもとある女性のコメントは、今の多くの人の気持ちを代弁しているように思われた。
 
 「どうして自分が(昔の)『セリーヌ』を好きだったのか今わかった。スタイリッシュで着心地が良く、体型や年齢に関係のない、未来の女性のための服を作っていたの。けれど9月28日のショーで見たものは、何十年も前の過去に逆戻りしているようだった。

 

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